カラフトセセリ[Thymelicus lineola]
2010.7.13 紋別市
1999年、北海道の滝上町で確認された国外移入種。
本種は北アフリカ、ユーラシア大陸北部、北米大陸に広く分布し、
北海道の北、サハリン島でも生息が確認されている。
サハリンからの飛来種かと思いきや、
DNA解析によって北米からやってきた可能性が高い事が確認されている。
食草はイネ科のオオアワガエリ(チモシー)という牧草である。
輸入牧草に卵が付いていたのではないかという事だ。
この写真では判り難いが、普通に見られるコキマダラセセリよりも
一回りも二回りも小さい印象を受ける小さなセセリチョウである。
奇しくも11年前の今日が発見された日なのだ。