ニホンセセリモドキ[Hyblaea fortissima](セセリモドキガ科)
2009.8.12 函館市
分布は北海道、本州、四国、九州
一般的に本種は雪融け後に活発に行動することが知られている。
早春に交尾を終えた雌は、クマツヅラ科(ムラサキシキブなど)に産卵する。
7月以降に新成虫が出現する。そして、そのまま成虫越冬。
しかし、この間はほとんど活動しないと言われるほど、
採集記録、観察記録がないのが実情だ。
今回、道南の標高200m以上のブナ帯の林道脇に咲いていたヒヨドリバナなどで
吸蜜を行う3頭を確認できた。
1頭目の発見時は、「大き目のハマキガが止まっているなぁ・・・」、
それくらいの感じで、レンズさえ向けようとしなかった。
ただ、その個体が飛び去った後に、後翅の黄斑に気付いたのです。
それから数分間、付近のヒヨドリバナをチェックしていると、
前翅の隙間から黄班を見せる2頭目を確認!(上の写真)
頭を突っ込んで吸蜜しています。
実は最も確認しやすい早春季でも吸蜜シーンはなかなか見られない。
皆さんも春は日当たりの良い場所で飛び回ったり、
止まっている個体を目撃している方がほとんどだと思う。
夕方、下山し始めると3頭目を確認。(下の写真)
霧雨が混じる曇り空で、やや肌寒く、周囲はブナが生える環境。
自分がこれまでに、早春に本種を見てきた雰囲気とまるで違うなと感じました。
見たことがないので熱心に撮りました
翅の真ん中あたりの緑色の部分があります
翅をバタつかせると中に黄色っぽい色が見えて裏側を撮ったのですがなかなかうまくいきません
ただ胸の辺りの毛はこれは黄色っぽいけど昨日の葉白でした
ちょっとPCの調子が悪いので直ったらアップします
お久しぶりです。
お尋ねのガはセセリモドキではなかったようですね。残念!
もう少し余裕が出来たらそちらのサイトに遊びに行きますね。