ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

2019年4月から最低賃金が時給17.70ドルに

2018-12-19 | 経済・政治・社会
キター
2019年4月から最低賃金が時給1.20ドル上がって17.70ドルに
過去最高の上げ幅


現在の労働党連立政権が成立した時から、
2021年までに時給20ドル
と決まっていたのだから、驚くには値しないはずでも、
やはり正式に発表されると、ビビッてしまうこの高さ


1ドル80円で計算しても、ざっくり
時給1,400円


この決定で、
「やった~
となる最低賃金で働く人とその家族、
政府試算では20万人に上るそうです。


「ヤバい~
となるのは、従業員のいる経営者や人事など管理職。


そのどっちでもない、
零細ミジンコ在宅業者(←我々)


企業業績の裏付けなく、全国一律に最低賃金が上がれば、
けっきょくのところ物価も上がるでしょうから、痛し痒し
この水準となると人員削減や外注に走る企業も増えそう。


雇用される方も、時給が上がって、
「パッと飲みに行こー
と繰り出したら、そこで働く人たちの時給も上がっているので、
メニューは値上がり、酒代も値上がりしている可能性大
スーパーや小売店もまたしかり。


人件費の上昇を経営者が吸収できない限り、
上昇分は顧客に転嫁されるでしょうから
(↑NZの場合、まずコレかそれ以上
まぁ仕方なし
最低賃金が17.70ドルになれば、今まで17.70ドルで働いている人の
給与も上がるでしょうから、イタチごっこかリストラか


「2021年までに時給20ドル」は労働党とNZファースト党の
連立合意内容の重要な一項なので、このままだとほぼ確実。
2020年:18.90ドル
2021年:20ドル


景気後退にでもなったら、この限りではないんでしょうが、
来るか時給20ドル時代
(※来るよね~)


いずれにせよ、経営者にも消費者にも厳しい結果になるのか?
これでフラットホワイト5ドル台定着まちがいなしかな







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