確か12回目
NZの予算案を観るのは。
今年もやってきました5月の第3木曜日
2017年10月に労働党連立政権が成立してから初の予算
予算案を読み上げるのはグラント・ロバートソン新財相
非常にロバートソンらしい八の字眉
晴れ舞台のネクタイを迷っていたそうですが、
労働党の赤に真紅のバラときた
ゲイだとこういうことが、サラッとできちゃう気がします。
この人たちには
ムリだよね(笑)
読み終わってアーダーン首相とハグー
予算案発表ではなかなかない光景(笑)
で、野党国民党党首サイモン・ブリッジス登場
予習ばっちり、経験もばっちり、度胸もばっちりで
吼えまくり(笑)
自分が練りに練ってきた運輸政策などをぶち壊しにされ(笑)
「空港までのんびりゆっくりトラムだとぉ
誰が乗るんだンなもの~」
と言いたいことを飲み込んで、数字で畳み掛けてきました。
で、最後は
「2年半後に労働党がとっ散らかした後から立ち直ってやる」
とすでに選挙戦に入っていたのがウケました。
政権交代が果たせたら、彼がNZ史上初のマオリ首相ですからね。
それを絶対に許さないのが右のウィンストン・ピーターズ
「自分こそがNZ初のマオリ首相」
を狙って足掛け40年。御年73歳の議員断トツ最高齢
副首相にはなっても首相には手が届かない
そして今回やっとつかんだ
首相代行
(※アーダーンの産休中)
「こんな若造に先を越されてたまるか」
と闘志満々なことでしょう。
アーダーンのスピーチの上手さは相変わらず
ソフトな印象とユーモアのセンスも抜群ながら
中身が薄い
連立なので労働党だけの意見を言えない
財政政策はあっても経済政策が打ち出せない
左派的な理想主義を上手く着地させられない
理由はいろいろあるのでしょうが~
予想されていたこととはいえ、
ここまで新しいもの、特に経済政策が打ち出せないと
やはり心配になる連立政権の政策立案能力
ジョン・キー人気で国民党が2008年に政権交代を果たしたときと
状況は酷似していますが、あの時はもっと芯があったな、と。
「財政黒字化」という、当時は途方もなく思えた方針を掲げ
それに向けた政策を徐々にとはいえ段階的に打ち出せたからか?
あの時の政権交代(11月8日)はリーマンショック(9月15日)直後で、
労働党の崩壊状態を受け、国民党は地雷原を行くようでしたが、
そこは元トレーダーのキー
「クライシスは買い」
をよく心得ていて、不敵なほど落ち着いていました。
キーもアーダーンも
「絶対やってみせる」
という自信のほどとスピーチの上手さは似ているものの、
本人の経験と脇を固めるメンツには相当差がありそう
去年の今頃はまだこの人が労働党を率いていて、
減税発表に世の中が沸いていたのかと思うと
(※減税は今の政府が廃案に)
隔世の感
NZの予算案を観るのは。
今年もやってきました5月の第3木曜日
2017年10月に労働党連立政権が成立してから初の予算
予算案を読み上げるのはグラント・ロバートソン新財相
非常にロバートソンらしい八の字眉
晴れ舞台のネクタイを迷っていたそうですが、
労働党の赤に真紅のバラときた
ゲイだとこういうことが、サラッとできちゃう気がします。
この人たちには
ムリだよね(笑)
読み終わってアーダーン首相とハグー
予算案発表ではなかなかない光景(笑)
で、野党国民党党首サイモン・ブリッジス登場
予習ばっちり、経験もばっちり、度胸もばっちりで
吼えまくり(笑)
自分が練りに練ってきた運輸政策などをぶち壊しにされ(笑)
「空港までのんびりゆっくりトラムだとぉ
誰が乗るんだンなもの~」
と言いたいことを飲み込んで、数字で畳み掛けてきました。
で、最後は
「2年半後に労働党がとっ散らかした後から立ち直ってやる」
とすでに選挙戦に入っていたのがウケました。
政権交代が果たせたら、彼がNZ史上初のマオリ首相ですからね。
それを絶対に許さないのが右のウィンストン・ピーターズ
「自分こそがNZ初のマオリ首相」
を狙って足掛け40年。御年73歳の議員断トツ最高齢
副首相にはなっても首相には手が届かない
そして今回やっとつかんだ
首相代行
(※アーダーンの産休中)
「こんな若造に先を越されてたまるか」
と闘志満々なことでしょう。
アーダーンのスピーチの上手さは相変わらず
ソフトな印象とユーモアのセンスも抜群ながら
中身が薄い
連立なので労働党だけの意見を言えない
財政政策はあっても経済政策が打ち出せない
左派的な理想主義を上手く着地させられない
理由はいろいろあるのでしょうが~
予想されていたこととはいえ、
ここまで新しいもの、特に経済政策が打ち出せないと
やはり心配になる連立政権の政策立案能力
ジョン・キー人気で国民党が2008年に政権交代を果たしたときと
状況は酷似していますが、あの時はもっと芯があったな、と。
「財政黒字化」という、当時は途方もなく思えた方針を掲げ
それに向けた政策を徐々にとはいえ段階的に打ち出せたからか?
あの時の政権交代(11月8日)はリーマンショック(9月15日)直後で、
労働党の崩壊状態を受け、国民党は地雷原を行くようでしたが、
そこは元トレーダーのキー
「クライシスは買い」
をよく心得ていて、不敵なほど落ち着いていました。
キーもアーダーンも
「絶対やってみせる」
という自信のほどとスピーチの上手さは似ているものの、
本人の経験と脇を固めるメンツには相当差がありそう
去年の今頃はまだこの人が労働党を率いていて、
減税発表に世の中が沸いていたのかと思うと
(※減税は今の政府が廃案に)
隔世の感