ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ラッセル&ケリケリ行2回目:ラッセル早歩き

2014-09-05 | 旅行
早くから開けていたとはいえ、かえすがえすも

どうしてこんな地形の場所を最初の首都に選んだのか


今や静かな静かな(特にオフシーズンは!)観光地



ラッセル

南島でいえばアカロアみたいな存在ですよね


そんな古都をサクっと早歩き



この見るからに独立系のこぢんまりしたガソリンスタンド

町にここ1軒しかないのでは?
(※と思ってググってみたら、ほんとうにそうでした


1930年創業の営業中のスタンドとしては最古のものだそうです。

なるー


南島に行かなくたって、ここにもあります!

クライストチャーチ


まんまの「キリスト教会」

1836年に完成した現存するNZ最古の教会


前庭はこの地に縁(ゆかり)のある人たちの墓地になっています。



ひときわ大きな墓石は有力なマオリ・チーフ(酋長)

タマティ・ワカ・ネネのもの。
今でもノースランド最大の部族ナプヒの長を務め
イギリス国王の主権を最初に認めたマオリのチーフ。


素朴で可愛い教会

1836年の最初のミサは英語とマオリ語だったそうです。


こんなステンドグラスから漏れる光を眺めていると

洗礼を受けたくなっちゃうのかしらん?(←そうならない人


ラッセル博物館の屋外展示の小舟

かつては大きな船や捕鯨船が航行していた場所


沖合いから岸まではこんな舟がたくさん行き交っていたんでしょうね。



こんな時でもシルクハットに蝶ネクタイな時代

色はなかなか弾けてます。


思わず顔がほころぶ、こんな可愛い看板は



ラッセル小学校



これが学校?

というほど可愛らしい建物


通路のヤシの木の下にはそれぞれプレートが。



この町の戦没者の名前が刻まれています。

この人は第一次世界大戦の戦没者でした。


どんな遊具よりも記憶に残るであろう、こんな木で遊んだ思い出。

こんな町だったら親子で共通の思い出になるんでしょうね。
それもステキ


これはデューク・オブ・マルボロ・ホテルの真横にある

旧税関
1870年に完成したNZ初のコロニアル建築なんだそうです。
1890年代まで税関として使われ、その後は警察署に。
今でも駐在さんの住居になっているそうです。


うわー、こんなところに住めるなんて、羨ましい
NZの歴史の短さから考えたら、これって
住所:法隆寺
並みのインパクトでは???
・・・んなこたぁない(笑)?


ここには巨大な木があります。

これってイチジクの木なんだそうです


ここに1870-1886年まで住んでいた通関士が植えたんだそう。

今でもなるんだろうか?
どうやって実を採るんだろうか?
(※すぐ食い気に走るこの思考回路


ホテルとイチジクの木はこんな近さ

去年訪れたときは子どもがたくさんよじ登って遊んでいました。


この先は海岸線に沿って、別荘と思われる無人の家が続きます。



夏と冬では全く違う町なんでしょうね。

こんなところもアカロアに良く似ています。


ゲーブルス・レストラン
冬場は休業中
オフシーズンに来ている限り、いつまで経っても食べられない?
この建物も歴史的建造物指定。


ここからはクルマで移動して小高い丘

マイキ丘の上にそびえるフラッグスタッフ(国旗掲揚台)へ。
(※今回は工事中でした)


1840年に現在のNZの礎となったワイタンギ条約が結ばれた後も
マオリと植民地政府や入植者とのいさかいが絶えず
このポールは1844-45年の間にマオリの有力チーフ、ホネ・ヘケらに

4回も切り倒されたそうです
(※闘うマオリたち


ここからの眺めは最高です



ワイタンギも見えます!



ラッセルに来たら毎回来るべき場所なんでしょうね。



フラッグスタッフの反対側にある

測量士協会百周年記念日時計


時計の部分が精緻なモザイクになっています!



この辺りは野生のキウイがいるらしいですが夜行性なので・・・・

遭遇したのは同じく飛べない鳥ウェカでした。


ラッセルで見かけた童話の挿絵のような家

晩年はこんなに小さな小さな家もいいなぁ


町を後にしてカーフェリー乗り場に向かう途中で見つけた

水上遊歩道
(※去年もありましたけど)


「尾瀬

と行ったこともないのに、つい言ってしまうイタい2人


歩いてみることに

遊歩道に行くまでのこの芝を刈っただけの歩道に感動


周りはマングローブの森



ずっと先まで続いています。

大切な生態系になっているんでしょうね。


小舟が抜けられるような水路もありました。



ラッセルはここまで。

さぁ、フェリーに乗ってケリケリへ。


(つづく)

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