ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

帰国生面談会

2011-09-01 | 海外子育て
昨晩は日本語補習校で名古屋大学の帰国生面談会があり、夫と温(17歳)が参加してきました。


「やっぱり国立だよね、基本は高校の学業重視だよ。」
というのが夫の感想。

「新しくフランス料理の学食ができたんだって~
というのが温の感想。


おいおい、どっちが受験生


「でも、名古屋はやっぱり、手羽先でしょ!

と一緒になって混ぜ返す母。


「山ちゃん

すぐにノってくる息子。
(つい7月に仕込んだばかりの知識ですが・・・




帰国生受験というものをみていると、
1) とにかく英語力重視で、日本語ができなくても可
2) どちらかというと日本語力があってなおかつ英語もできる人重視
3) 英語力も学力も重視
と3通りあるように思います。


1)は有名私立大に多く、アメリカ版センター試験SATの持ち点で合否が決まるようなタイプ。入学後も授業が全部英語というような環境もあり。

2)はGMARCHと呼ばれる学習院・明治・青山・立教・中央・法政の東京六大学を中心にした人気校の一群。小論文が日本語だったりするので、日本語の読み書きがある程度できないと大変?しかし、SATで高得点が出ていると、小論文が作文程度でも入学できるという話も。

3)国立大の基本姿勢。英語力だけではダメなんですよね~。学力も自分が進みたい方向(理系とか文系とかに偏ったもの)だけではなく、全方位に良いことが求められています。


これで行くと、日本語の読み書きは小6程度の温は、1)が一番合っています。補習校にも通っていましたが、日本語のレベルはこんなもの


やはり、日常会話ができるのと、それで学問をするのは違います。


ただ、本人も親も、
「受験も大事だけど、高校生活も大事」
という考え方で、とにかく高校をきちんと卒業しよう!というのが、目先の目標です。


受験中心だったら、日本での帰国生受験はとっくに始まっています。
NZの卒業試験に匹敵する11月のNCEA試験の頃にも、日本では帰国生受験が目白押し。でも、それだとNCEAが受けられなくなってしまうので、
「とにかく卒業優先」
ということで、温の場合は卒業まで受験の予定がありません。


ちなみに、NCEAを捨ててもNZの高校は卒業できます。12年生までの勉強(数学と英語)をきちんとやっていれば、それだけで大学入学資格も得られます(この国には大学入試がなく申し込むだけ)。ただ、12年生までの成績で進学しようとすると、学部によっては入れない部もあります。



父子でいろいろ話をうかがい、有意義な時間だったようです。
温にとっては自分の進みたい方向以外の学業も重視されるのは「???」
のようでしたが、それがニッポンってもので、一般受験だったら、国立はセンター試験がMUSTなわけですからね~
(日本は大変なんだよ、温くん!)


数学と英語が基本で、他の科目でそこそこの成績だったらとりあえず大学に進めるNZの制度とは根本的に違います ただ、ここの場合、入ってもそう簡単には卒業できないという完全なピラミッド制で、1年後には学部によって生徒の3割以上が消えていくそうです


さーてさて、ここからは本人次第。
悔いのないようにがんばってね



7月の里帰りではいくつか大学を下見してきました。

でも、あまり時間がなくてどこも駆け抜けました


学食はこんな量り売りが目立って、

これって今の主流なのかしらん?
1g=1円と言われても、ピンとこないけれど、大学生ならわかる


とにかく温は

経済学部志望だそう。


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