ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

バスのスト

2009-10-16 | 海外子育て
先週金曜日から賃上げを掲げて始まったバス・ドライバーのスト。
今週月曜日から学校が始まったので、子どもがバス通学をしている家は
ピーンチ
だったのですが、なんとか水曜日に収束し、昨日から平常運転に。
さすがにホッとしました。
(その間の送迎は夫が一手に引き受けてくれましたが。ありがとう

子どもたちの乗るバスは学校がチャーターしているスクールバスもあるのですが(善は行きだけ市バス)、それを運行しているのが市バスを運航している民間会社なので、すべての運航が止まりました

本当は運転手側がスクールバスだけは運航を求めたのですが、ストの長期化、民意の同情を恐れた会社側が拒否したため、結果的に全面ストとなってしまいました。
(この決定は親としては迷惑でも、経営判断としては正しいと思います)

ストの間は賃金の支払いがなく、運転手側もストの長期化には限界がありそうでした。そこにオークランド地方政府(市政府のさらに上の行政)が乗り込んできて、
「バスの運航ができないなら、助成金を止める
と鶴の一声。

構造的に赤字のオークランドの公共交通機関は助成金がなければやっていけません。逆に地方政府が助成金を出さなければ、オークランド一帯には鉄道も含めて公共交通機関がなくなってしまいます。なのでバス会社にしてみれば、
「止められるもんなら止めてみろ!」
というところなのですが、ここはひとまずそれぞれ矛先を収めたわけです。

会社側はすでに調停機関に調停を依頼しており、この決定には労使とも従わなくてはいけないため、この問題、いずれは決着が付きます。利用者にとっては値上げになることは必至で、問題はその値上げ幅だけ 

登下校時の道路は大混雑で、送っていく夫は裏道から行ってました。
帰りはママが働いている善の友だちも一緒にピックアップして送り届け、
なんだかんだと大活躍のタカさんなのでした。
(その友だちはストの初日、40分かけて歩いて家に帰ったそう!!)

子どもたちがバスで登下校してくれるありがたさを、改めて噛みしめた3日間でした。
温(15歳)の話だと、限定免許(リストリクテッド・ライセンス)を取っているコはマイカー通学だったそうです@@


バスを待つ善の通学風景→
でもこれは約2年前の中学校入学の時の写真

チビだチビだと思っていましたが、これに比べると最近はずい分大きくなったものです。
善に背を抜かれる日もいつか来るわけで・・・・

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