ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

アデレード2回目行:アシカの楽園

2021年08月04日 | オーストラリア:アデレード

2019年3~4月のアデレードも
6日目となり、カンガルー島
も2日目。いよいよ観光開始


シーサイドインは朝ご飯付き
だったので軽く食事をして



コーヒーだけは譲れないので

近くのカフェ、カクタス


メキシコ料理店の跡をカフェ
にしたらしくそのまんま(笑)

かつての店名だけ消してある❕
島で一番人気のカフェでした。


そしてシールベイ自然保護公園



島の南側に位置し、海の向こう
は南極以外なにもありません。



立派な遊歩道が整備されていて



歩きやすい上に、できるだけ自
然の姿をそのまま残しつつ、



ヒトや他の動物がアシカに接触
しないよう配慮されています



強風が吹くせいか樹が育たず、
砂にブッシュが点在しており、



緑の下もこんな塩梅で驚き



シールは英語でアシカのこと。
ここは南オーストラリア州と西
オーストラリア州にしか生息し
ない絶滅危惧種のオーストラリ
アアシカのコロニーでした。

こんな姿が見られるの
と目がになったら、


普通にやってました

子育てはメスが担いオスは参加
せず、家族を構成しないそう。
オスはコロニーを渡り歩いて種
の保全に努めるんだそうです。


右からオス、メス、子ども



オスはひと回り大きく、色が濃
く単独なのでよくわかります。

大人のオスは350kgにもなるそう。


メスと子どもは色合いが似ており
オーストラリアアシカは全体に色
が薄めなのが特徴だそうです。

メスの体重は100kgほどに。


これは授乳中の母子



親が死んだように寝ているのは、
死ぬほど疲れているからでした



大人は食べ物を求め2~3日かけ
て100kmも南下してはここに
戻って来るので、体力の回復に
2~3日はかかるんだそうです。

その間、子は親がいない不安と
空腹で鳴いたり海に入ったり。


大人も子どもも厳しい生活で
コロニーは本当に楽園のよう。



ガイド付きツアーに参加すれば
ビーチに降りてゴロゴロ寝てい
るアシカの近くを歩けましたが

遊歩道から眺めるに留めました。


オーストラリアアシカは19世紀
前半の世界的な捕鯨やアシカ漁
で絶滅寸前まで獲り尽くされ、
現在はまだ頭数の回復期にあり
手厚く保護されていました。

(※個体ごとに見守られて)


それでも漁業や地球温暖化など
アシカを取り巻く環境は厳しく



この小さな楽園がいつまでも
守られこのままであるように




と祈らずにはいられません