韓国国会は9日、野党3党が提出した朴槿恵大統領の弾劾訴追案を可決した。朴氏は職務停止となり、黄教安首相が権限を代行。憲法裁判所が180日以内に罷免するか否かを判断する。朴氏の親友、崔順実被告による国政介入疑惑は大統領不在という異例の事態に発展。国政混乱は長期化し、内政や外交が停滞するのは必至だ。罷免となれば60日以内に大統領選が行われる。賛成234票、反対56票。投票は無記名だが、与党セヌリ党の議員の少なくとも62人が賛成したとみられ、およそ半数が造反した。朴氏は9日、大統領府で閣僚らとの会合を開き陳謝。辞任時期には言及しなかった。