日本政府が26日に開幕する主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で予定する先進7カ国(G7)首脳による伊勢神宮の訪問に関し、正式参拝の「御垣内参拝」で内宮に参拝する方向で各国と最終調整していることが24日、分かった。訪問を単なる文化財の視察とせず、日本の精神性や伝統などを肌で感じてもらう機会とすることを重視した。伊勢神宮によると、海外の要人では平成23年にドイツ大統領が御垣内参拝を行った例があるという。政府関係者によると、G7首脳は26日午前、安倍晋三首相の案内のもとに内宮の「御正殿」で御垣内参拝を行う。「二拝二拍手一拝」の作法は求めず、あくまで自由に拝礼してもらう形をとる。