世界的な観光地パリで、エッフェル塔がかすんで見えるなど大気汚染が深刻化している。仏紙ル・モンドなどによると、自動車の排ガスを抑えるため、23日、ナンバープレートが偶数の車の通行を規制する「緊急処置」が実施された。公共交通機関の利用を促すため、地下鉄なども無料に。2014年3月に同様の措置がとられた時は、大気中の粒子状物質が6%減ったという。
沖縄防衛局は24日、米軍普天間飛行場の移設先である同県名護市辺野古沿岸部で、埋め立てに向けた海底ボーリング調査を続けた。翁長雄志県知事による海底作業の全面停止指示に従わず、無視した形だ。翁長氏は海底の岩石採掘と土砂採取などの岩礁破砕の許可取り消しを警告しており、政府と県の対立先鋭化によって現状ではこうした事態につながる公算が大きくなった。政府は許可が取り消された場合、法廷闘争を辞さない構えだ。菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で「現時点で作業を中止する理由は見当たらない。粛々と進める」と継続方針を明言した。