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説教ノート余話 【コリント人への手紙】 2023年1月29日

2023-01-28 13:24:13 | 説教ノート余話

【コリント人への手紙第一&第二 背景】

▽商業都市コリント

☆コリントはギリシャ南部の都市です。古代ギリシャ時代は、アテネやスパルタとならぶ有力な都市国家でした。パウロの時代から約200年前(BC146年)からローマ帝国の支配下となります。

☆位置は、ギリシャ本土とペロポネソス半島を結ぶ地にあります。また西にアドリア海、東はエーゲ海と接し(二つの海の間は約6㎞)、東西南北を行き交う人と物資が集まる商業都市として栄えました(「新改訳2017」地図13参照)。

☆また、ギリシャ神話の女神アフロディテすなわちローマ神話の「ウェヌス」(英語名ヴィーナス)の神殿があり、神殿娼婦がいました。

☆このような経済的繁栄と道徳的退廃に満ちた街であったがゆえに、教会の中にも様々な問題や課題がありました。その対応と解決が直接の執筆する動機となったのが、コリント人への手紙第一及び第二です。

 

▽コリントの教会と手紙

☆コリントの教会が誕生したのは、パウロの第二次伝道旅行のときでした(使徒19章1~18節)。ここで、パウロはクリスチャン夫妻であるアキラとプリスキラと出会います。
 パウロに遅れてアテネからシラスとテモテが到着し、コリントでの伝道は勢いづきます。一年六か月後、シラスをコリント教会の牧者として残し、パウロたちはエルサレムに向かいます。

☆コリント滞在中にパウロは、新約聖書のパウロ書簡の最初である、テサロニケ人への手紙第一と第二を記しました。

☆コリント人への手紙第一は、AD55か56年に、第三次伝道旅行でエペソに滞在中に記されました。この手紙は、実際的な問題を指導するためキリスト教倫理を教える、理路整然とした書と言われます。

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