さてさて、室生寺その2です by sUn
“その1” では少し写真が暗かったんですが、だんだんと天気は回復傾向...青空も見えてきましたよ。
写真も少し明るくなって、ウキウキ気分になっちゃいます。
それでは、弥勒堂へと進みましょう。
弥勒堂は鎧坂を登った左にあり、見ごたえたっぷりの重要文化財です。
この弥勒堂は三間四方柿葺の建物で、修円が興福寺の伝法院を受け継いだものと伝えられています。
弥勒堂の中には、重要文化財の弥勒菩薩坐像が安置され、脇壇には国宝の釈迦如来坐像が安置されているんですよ。
弥勒堂を楽しんでいると小雨がぱらぱらと...
こりゃ大変だ~と思ったんですが、その後は回復傾向でよしよしです。
弥勒堂の横に咲き誇るシャクナゲ
室生寺の春は梅から始まり、桜へとつづき、新緑が芽吹くとホトトギスが囀り、シャクナゲ(石楠花)が咲き誇ります。
夏になると、奥の院につづく石段に天然記念物の暖地性羊歯が生い茂り、秋になると楓の紅葉やイチョウ彩りを添えます。
霜が室生山に降りるころ、淡雪が五重塔を覆うこともあり、それはそれは美しい情景が楽しめます。
...って、sUnは今回のシャクナゲしか見たことがな~い。 だって、初めての室生寺ですものね。
つづいては金堂。 金堂は、弥勒堂の右側に建っています。
この金堂は、平安時代初期に建てられた五間四方の単層寄棟造り柿葺で、国宝に指定されています。
内陣には一木造りのご本尊、釈迦如来立像(国宝です)を中心に、右に薬師如来像、地蔵菩薩像、左に文殊菩薩像が並び
(いづれも重文)、各々の像の前には十二神将像がおられます。
ここは、一日中居ても飽きないほどで、またゆっくり見にきたいですね。
金堂の左側面、新緑がとても綺麗だったのでパチリしちゃいました。
このころになるとお日様も顔を出してくれたので、やっと明るい写真になりました(お日様が腕の悪さを補ってくれました)。
それにしても新緑が綺麗ですね(新緑の葉は楓ですよ)...とっても気持ちいいのですが、めっちゃ寒~い。
“その2” の最後は灌頂堂(本堂)の前に水を湛えている池です。
水面に本堂と新緑の楓が映ってます、綺麗ですよね。
本堂も国宝に指定されており、室生寺の本尊である如意輪観音菩薩像が安置されています。
本堂の左にある石段を登ると、そこに五重塔が待っていてくれます。
“その2” のご案内は距離にして約50mほどでしたが、ドキドキワクワクでなかなか進みません。
次回 “その3” では、五重塔から奥の院に向かう石段へと進んでいきます。