星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

五色のテープ/ふきのとう

2012-02-01 13:19:54 | ふきのとう

先日、拙ブログにコメントを寄せてくださったとんちゃんさんが(この先、とんちゃんと呼びます)、ふきのとうの曲の中でも、とりわけ「五色のテープ」が大好きとお聞きして

 

実は、私も大好きな曲でして。。。

  ##信じることだけで ひとり 季節を待つことの 悲しみ遠く見つめています

 

超切ないこの歌詞に、私の小さな胸はキュンキュンいっていたのであります

 

どちらかというと、明るいロマンティックなメルヘンチックな歌がお好みの私なのですが、ほんの1ミリ程度の私の経験というか、なんちゅーますか、そんなものとこの歌詞の何とも言えない物悲しい、切ない耐え忍ぶ気持ちがね。。。リンクしてですね。。。

そう、この曲を聞く度に、私はドラマの悲劇の主人公になった気に。。。

今、この曲を聞くと、その時の幼い浅はかな自分を思い出して気恥ずかしいのですが、どこかキャワユイななんて思ったりしてね。

 

 いやいや、こんなオバハンの思い出語りをするつもりじゃなくってね

とんちゃんが、長崎の方だとお聞きしましたので。。。

長崎といえば、離島もあるしフェリーもあるし、港を見下ろす高台もある

そう、ひょっとして、とんちゃんは「五色のテープ」の舞台を長崎と思い、更に自分の思い出と絡めて、この歌を鮮やかに彩っていたのではないかと想像したのですよ。(←ここでは言えない私の妄想が暴走しました

 

 さて、「五色のテープ」の歌詞冒頭を引用します。(作詞:山木康世)

 

   ##小さな頃から 好きな風景は 港の離れる大きな船を 五色のテープに無事を祈って 涙で見送る風景

   ##いま港の見える丘で 膝を抱えて 船は水平線に白い煙残して

 

「港」 「大きな船」 「五色のテープ」 「港の見える丘」

 

みなさんは、この風景をどこと想像しますか? 横浜とか、神戸とか当てはまりそうですよね

ところが、私は当時、こんな風に思っていたのですよ。

場所は、ズバリ函館

 

函館も、古い港町ですし、今から30年前といいますと、まだまだ本州と北海道を結んでいたのは、青函連絡船でした。

旅行で連絡船に乗るのであれば、五色のテープも何もないですけどね、進学でとか就職で東京へ行く人であれば、それはそれは涙涙のお別れです

ちなみに私は札幌に住んでいたので、函館まで行って見送りをしたことがありません。

当時、函館と札幌って6~8時間も掛かるとっても遠い所だったんですよ。

 

青函連絡船での見送りの経験もないくせに「函館」と断言したのは、何故に

海の見える「丘」があるから。函館も坂のある街です。

坂のある港町といえば、札幌から近い小樽もあるのですがね、なぜ私は近くの小樽ではなく函館だと思ったのでしょうか。

 

 それはね、もう遠い記憶過ぎて、ハッキリ思い出せないのですが

その昔、私がまだ幼い頃(例えば私が10歳なら、山木さんは20歳)

北海道の水産業は活気があって、函館や釧路などから北洋漁業の船団の出発式の様子がテレビのニュースで必ず流れていたのです。

北洋漁業といわれてもピンとこないでしょう。

大きな母船と言われる船があって、その船はちょっとした魚の加工もできるプチ工場のような船です。

その母船を先頭に、魚を捕る漁船が10~20隻とか船団を組んで、ベーリング海とかカムチャッカなど、北海道よりもっと北の海に出掛けるのです。

一度出かけると、数か月、1年とか、とっても長い間、行って帰ってこないのよね。

その出発式の晴れがましい船出のはずなのに、とっても悲しい気持ちになっていたのを覚えているのですよ。

今のように通信手段のない時代です。帰ってくるまで、ただひたすら無事を祈り続ける日々。

 

今から何年前かな~、200海里とかの問題があって、それから北洋漁業はすたれていったのよね、確か。

いまだと、数か月戻ってこないのは、マグロとか南方へ行く遠洋漁業でしょうか。

 

「板子1枚下は地獄」と言われている深くて冷たい海での漁。北洋は風も強く波も荒く厳しい環境で、漁師の奥さんや恋人、家族はどんな思いで見送っていたのかな~と思うと

 

 「五色のテープ」から、まさかの北洋漁業の話の展開に驚いたでしょう

全然ロマンティックではないけど、一人一人に焦点を当てると、かなりドラマティックになると思いませんか。

異国へ留学へ行ってしまう恋人との切ない別れじゃないところが、私らしいといえば私らしいかも。

 

最後にサービスカットを 今回に限り、修正なしの(いつもは私の芸術的なお絵かき+)正真正銘の私です。

大きく深呼吸して、ちょっとづつ見てね

 

用意はいいですか?

 

 

 

 焼き鳥を食うオンナ ではなく、串刺しにあうオンナ、いやはや体の空気を抜こうとしているのか。だって、パンパンやもの

 

ここは、立待岬  青函連絡船の乗り場とは離れています。晴れていれば遠くに下北半島が見える、まさに津軽海峡

海峡を行きかう漁船がよく見える場所ですよ。

 

北海道で生まれ育ったくせに、函館へ行ったのは、この時の1回だけです。

なんだか、もう一度尋ねてみたくなりました。

行ったら、まず市場でイカソーメンをズルズルっと食べて、電車に乗って、イタリアンレストランコルツに行こうなんちゃってね

 

 五色のテープ/ふきのとう

 


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