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星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

「ありがとう、先生!」スペシャルライブ/馬場俊英

2011-09-30 15:53:36 | 馬場俊英

先週の23日・24日に、宮城(名取)と岩手(盛岡)で、TOKYO FMの番組クロノスの1コーナー「ありがとう、先生!」のスペシャルライブがありました。

番組のテーマソング「高校23年生」を歌っているのは、馬場俊英さん

 

馬場さんの大ファンのメロンパンさんは、駆けつけるのかな~? 福島から名取だと行けない距離ではないと思うんだけどな~・・・なんてボンヤリ考えていた私。

台風15号の襲来で、東京の交通がマヒしたり大混乱になったのは、9/21の夜。

台風はそれから福島の方へ駆け上がって、海へ出て、猛スピードで北上していきました。

 

なんとな~く、台風の影響はなかったんじゃないかな~なんてノーテンキだった私

ちょうどその頃、悩めるオバチャン状態だった私。メロンパンさんに「行って来たの~?」なんて尋ねることもできずにいたら、25日の夜に、メロンパンさんの方から、「行って来たよ」メールが届きました

 

彼女からのメールには、ラジオのパーソナリティー・庄子久子さんのブログの紹介と、ヘッズさん(馬場さんのファンのこと)との再会や交流、そして、イベントに参加してきて沢山チカラをもらってきた、と綴られていました。

 

庄子久子さんは、当日の様子を「お客さんが馬場さんの歌をこころの奥まで吸い込んでいるような空気でした。」と表現されています。

たった短いこの文章だけで、その場の雰囲気が手に取るようにわかります。

詳しい内容はコチラ 庄子久子さんのブログ http://www.hisako.me/blog/2011/09/post_751.html

 

とっても素敵な時間だったのが、よくわかったので、メロンパンさんに速攻でメールを返し、もう少し詳しく教えて~

 

(ここまで、長々と書いてきましたが、当日のライブのレポでは、ありません。ごめんなさい。セットリストとか、トークの内容とか一切ありません。タイトルで、期待しちゃった方がいらっしゃったら、本当にごめんなさい

 

 
この日は秋分の日でしょ。私はお墓参りに行かなければならないし、前日迄の台風で福島県内を含めて更なる被害仮設住宅に床上浸水
なんてニュース  私又々パニックになりました
「歌聞いてる場合じゃないだろ」って自分と「馬場さんがわざわざ宮城県にくるんだよ。直ぐそばまで津波が来たイオンモール名取で歌ってくれるんだよ。関西関東からのヘッズさんも来るんだよ。行け!」って自分が

ちょっと気持の整理がつかない内に出かけました。(メロンパンさんのメール、ほぼ原文)

 

そうだよな~、お彼岸だったものね~。そういえば、ニュースで仮設住宅が水に浸かって、またもや避難してるって人のニュース、やってたな~

なんか、悲惨なニュースが多かったので、感覚がマヒしてて、他人事って感じでボンヤリとニュースを観ていた私です

 

でもメロンパンさんの「行く行かない」の葛藤の気持ち、私は何となくだけど理解できるな~。

なんていうかなぁ~、近くで酷い目に合っている人がいるのに、自分は楽しみに行く後ろめたさっていうのかな~。悪いことなんかしてないのに、笑う・楽しむ・喜ぶってことが、罪悪感のように感じるっていうか。。。

でも、行ったんだよね 

 

気持ちの整理がつかないまま、名取へ向かったメロンパンさん

前回のライブでお話出来なかった方と避難所での事や今の生活を語り、 この辺りから気持ちは日常を少し忘れ馬場ワールドになって来ました

会場には、やはりいつものヘッズさんの顔が 「こんにちは~」って手を振る人 、 「大丈夫だった?」と声かけてくれる方(私が福島県だって知ってるから)、仙台のライブしか行けないって方々は「宮城県に来てくれて嬉しい~」って。(メロンパンさんのメール、ほぼ原文)

会場で顔を見かけたからって、わざわざをくれて、「生きててくれて良かった~」なんて、ヘッズさんとの感動的な再開もあったようです

 

メロンパンさんにとっては、馬場さんの歌を聞く それは、もちろんこれまで彼女を慰め、勇気づけ、大きな力になってきたこと。

でも、それ以上に、馬場さんを通して巡り合ってきた人たち、その人たちとの繋がりが、彼女の心を慰めて、支えているんだって思いました。

 

庄子さんのブログに、「ある特別番組を担当することで、馬場さんと繋がって、馬場さんのファンからも声をかけてもらうようになった。その中には、いま苦しい思いをされている方もいるけど、馬場さんの歌を口ずさみながら、日々を過ごしてほしい。そして、またどこかでお会いできることを」と結ばれています。

 

ひょんなことから繋がった人たち。会場には馬場さんの歌を聞くのはもちろんだけど、ひょっとしたら、ヘッズさんたちと会う事、声を掛けること、そっちの方が大きな目的だった人たちもいたのでは。。。

 

メロンパンさんは、阪神淡路の震災を経験した関西ヘッズさんから貴重なお話を聞けたそうです

メールとかできなかったけど、とっても心配してたよ。「お家は?ご家族は?」との矢継ぎ早の質問に、メロンパンさんが状況を説明すると絶句 され、メロンパンさんが「しばらくは馬場さんの歌聞けなかったよ。辛すぎて」って言ったら「それは当たり前だよそれで良いんだよ」って

そして関西ヘッズさんは「私はあの日からもう一度の人生だと思ってるよ」「何もない生活でも綺麗な物とか好きな歌大事だよ」って経験者ならではのお話。をしてくれたそうです。

「何もない生活でも、綺麗な物とか好きな歌大事だよ」 素敵な言葉だなぁ~。希望の灯りがポッと灯るような言葉だなぁ~

私も、そういう心の灯りが灯るような言葉をいいたいな~。

 

このブログを書くにあたって、馬場さんのブログを再読したところ、「言葉」ってキーワードに引っかかってしまった私

たまたまなんだけど、「言葉」ってな~ってボンヤリ考えていたところだったのでね。

 

馬場さんは、「よく言葉の力と言いますが、それは、言葉を受け止めた人が自分の中から生み出す力。」と書いています。

もちろん、その前後に文章があるのですが、妙にこの一文が心に引っかかった私

 

それまで、自分の言葉のチカラ不足、語彙の足りなさを痛感していたから、相手に伝わらないのは、自分の力が足りないのだと思っていたの。

 

震災直後に、ツイッターで詩を投稿していた和合亮一さん。

彼は、言葉を失った人の代わりに、その時の福島の様子を、まるで実況中継のように言葉で表しました。

ほとばしる言葉は、時に映像を超えるエネルギーがありました。

そして、いま、和合さんは、感情の赴くままだったような言葉を整理し、推敲して、更に心の奥深い、言葉にならない気持ちを詩にしています。

 

先日観たテレビで、作家の開高健さんは、「自分は作家だから、筆舌に尽くし難しとは言えない。なんとしてでも、言葉をひねり出し、絞り出さなければならない」みたいなことを、おっしゃっていました。

 

作家の平野啓一郎さんは、「日々の生活の会話の中からだけは表現しきれない何かが、自分の中にあった。」「被災した人たちが、本当に何を考え、何を感じているのか。その人たちの思いと自分たちの思いの距離を、出来合えの言葉で埋めてしまうと、何かの瞬間に溝が現れてしまう」みたいなことを、おっしゃっていました。

私は、その場の思い付きだけで、安直に言葉を使ってはいないか えっ、でも言葉のチカラは、発信者のチカラではなく、受け止めた人の心の中にあるの?

 

考えは、ただ頭の中をグルグル回るだけで、答えはみつかりません。

 

メロンパンさんに、もう一度尋ねました。

「馬場さんの歌聞けなかったよ。辛すぎて」って、どういう意味? 綺麗ごと過ぎて、そんな容易いものじゃないって思ったの?

答えは、「直後はね 頭が空っぽだから 何も入って来なかったの。でも 時が過ぎてくると 馬場さんの歌の中に自分がいるみたいに感じて来た。たとえば、長~い坂道を登ってる自分 、人混みの中で行き先がわからずウロウロしている自分 、そんな感じ。今は 根っこを張るために地面に栄養を蓄えてるって感じかな 」

 

どうやら、私は表面だけの上澄みの「言葉」に囚われていたのかもしれません。

打てば響くじゃないけど、言った、伝えた言葉の反応を、答えを性急に求めていただけ。

受け手のことをよく考えていなかった。アンテナはちゃんとこっちへ向いてるか?とか。雑音は混じってないか?とかね。

どんな素敵な言葉を用意しても、気持ちの押し売りはイケナイってことね。

 

超、反省します。ただ、その時は、伝わらなかった言葉(想い)も、時を経て、「あぁ~」ってこともありますね。

 

ちょうど、番組のテーマソング「高校23年生」は、まさにそんな歌でした。

学生時代に言われた言葉が卒業して何年も経ってから胸に響くことがあります。
時間が経ってからわかることや自分がその立場になってみて初めて理解できる言葉がありますね。
「ありがとう先生」と思う瞬間は学生時代よりも大人になってからのほうが多いのかも知れません。(馬場さんが、この歌に込めた思い)

 

発した言葉を誤解されたり、真意が伝わらなかったり、50歳を過ぎたけど、自分の未熟さで戸惑う事ばかりです。

でも、自分の気持ちがぶれさえしなければ、いつか伝わることもあるってことで

あ”-、でも、私、すぐぶれちゃうのよね そんな時は、是非、叱咤激励をお願いいたします。

 

~~~~番組告知~~~~

「ありがとう、先生!」スペシャルライブ 特別番組

10月2日 19:00~19:55

TOKYO FM   FM岩手 Date fm ふくしまFM

9/23,9/24のスペシャルライブの模様が特別番組でオンエアされます。

視聴エリア外でも、いまならradikoから、全国どこでも聞けるはずですよ。

 

当日、会場へ行けなかった人も、どうぞラジオでお楽しみください。

また、会場へいらっしゃった方も、改めてあの日の感動に浸るもヨシ、忘れてしまいそうな記憶を呼び覚ますもヨシ

 

メロンパンさん、そしてこの文章を最後まで読んでくださった方々、私のしょーもない悩みにお付き合いいただきありがとうございました。

最後に、馬場さんのブログの文章より、「もどかしい思いの中からようやく一粒こぼれた言葉。歌作りではそんなイマジネーションを大事にして行きたいと考えています。」

 

歌の中には、どうして私の事がわかるの?って驚いてしまうような「君の心を詩にしたよ」的な歌に遭遇することがあります。

誰もが心の中に言葉にならない詩を抱えています。馬場さんが、私の、メロンパンさんの、多くの人のそんな言葉にならない気持ちを詩にしてくれるのを、楽しみにしています。

でも馬場さんの歌は、どこか短編小説のような、ショートムービーのようなところがあるから、わたしたちのような普通の人間が主人公の歌も大歓迎です

 

メロンパンさん、「苦しみの中で、いま、あなたの樹は育っているんだね」 私も、そろそろかなって思ったけど、まだ育っているみたい。見えないとこだけどね

 


いのちのうた~馬場俊英

2011-09-01 17:14:38 | 馬場俊英

8月14日に放送されたNHKの「いのちのうた2011」

 

「いのちのうた2011」は、NHK広島放送局による、命に寄り添い、平和へのメッセージを発信していく広島発のコンサート。

 

昨年は「いつの時代にも、歌が傷ついた人の心を癒してきた」と「癒し」がテーマでした。

今年は、3月に大きな震災が起こったということがあり、「復興を遂げ、平和を願い続けた命の絆」「生きる力となる歌」がテーマ

 

コンサートに出演されていた方々は、家族や故郷を思う気持ち、人と人とのつながりを通してなど、強く「命」と「生きる」をメッセージしてくださいました。

 

さて、私の大好き馬場俊英さんは、広島カープの前田投手の命の歌、原動力、スタートラインを歌っている馬場俊英さん」と紹介されていました。

 

前田選手は2年前に登板7連敗して自信を失っていたときに、「チャンスは何度でも」というこの歌に力をもらい、いまは登板前に必ず聞いているそうです。

「大切なことはいつも、誰も教えてくれない」というフレーズが好きで、自分を信じてやるしかないって思うそうです。

 

馬場さん:なかなか音楽活動がうまくできなかった時に「もう駄目だ これ以上前に進めない」という言葉が出てきて、そこから書いてきた歌です。

 ほとんどの人はそれぞれに悩みがあって、毎日頑張って暮らしていると思う。

 そんな時に、暗闇に包まれて希望が見えない時、それでもそこから1歩2歩と進みだしてみる。

 もしかしたら。そこから小さな光・小さな希望が見えてくるかもしれないよねって歌にしました。

 

震災の後、沢山の人が被災地の人へむけて、この歌でエールを送りたいとリクエストをしていました

でも、私は何か、喉に小さな骨が引っかかったみたいな感じで、この歌でエールをおくることはできませんでした

 

だってね、「その気になりゃ 何度でもやり直せる 何度でも」 「チャンスは何度でも 君のそばに」

被災地の人に、何度でもやり直せばいいんだよなんてね、とってもじゃないけど声かけられませんよ。

こんな悲惨なことは1度きりで充分、絶望のどん底の人に向かって「チャンスは何度でも」なんて白々しくって。。。

 

でも、その後、何度かこの歌を聞く機会があって、そういうフレーズの細かい一言一言じゃないんだって気がついたんですけどね

 

何度もこの歌については、馬場さんがお話をしてくれてるのに、ボンヤリの私は全然その気持ちを受け止めていなくってゴメンチャイです

 

今回は、馬場さんのお話の中の暗闇に包まれて希望が見えない時、それでもそこから1歩2歩と進みだしてみる。  もしかしたら。そこから小さな光・小さな希望が見えてくるかもしれないよね って言葉に強く胸を打たれました

 

暗闇に包まれた時、絶望の時、私なら一筋の希望の光を探して、その光を頼って前に進もうとします。

でも、この歌は、小さな光を探してその光に向かって進むののではなく、真っ暗闇の中で、どこへ進んでいいのかわからない状態の中で、取りあえず1歩足を出してみる。2歩進んでみる。

そうすることで、小さな光が見える、みつかるかもしれない、そんな歌だったんだって改めて気づきました。

 

光が見えてから動くタイプの私にとって、見えないけど取りあえず我武者羅に動いてみるというのは、発想の転換です

言葉でいうのは簡単ですが、いざとなるとなかなか。でも何かに煮詰まって身動きが取れなくなったら、この日の馬場さんの言葉を思い出そうと思って、覚書のつもりで、こうしてブログに書いておこうと思いました。

チャンスというと好機とか好運、勝機ってイメージがありますが、誰かとつながる機会とか時期とか、そう希望って言葉に変えてもいいかな。

言葉の持つチカラは大きくて、ときにそのチカラにとらわれ過ぎてしまうことがあります。

私は、ちょっと囚われすぎちゃったな~って反省しながら、歌を聞いていました。

 

2曲目に歌われたのが、右と左の補助輪

 

馬場さん:ここにいる誰もがかつて命を授かって、この世に登場してきて、そこから現在に至るまで誰もが赤ちゃんだった。私は赤ちゃんをやらなかったという人はいない。

 そう考えると、ここに至るまでの過ぎた日々の中では、沢山の手間暇や愛情を貰って過ごしてきたわけで、ときには補助輪のように支えてくれた誰かがいてくれたはずだ。

 そんな風景を歌にしました。

 

この歌は春にリリースされたアルバム「HEARTBEAT RUSH」に収録されています。

ちょっと、親心をズッキュンドッキュンくすぐられる歌です

 

 たぶん一人じゃ見れなかった景色を 君が見せてくれた~とか、

 何もなかった頃、何度も君の笑顔に励まされたよ~みたいな、

 逢えなくても、想う気持ちに終わりはないよ~ってね。

 

私は自転車に乗れない人だったの。

だから、どうしても息子たちには、どうしても自転車に乗れるようになってほしくってね、補助輪を外すときは猛特訓をしたの。

補助輪が取れたのは、とっても嬉しかったのと同時に、親としての役目を一つ果たしたみたいなホッとした気持ちもあったな~

 

札幌にいた時は、自転車に乗れなくても全然不便を感じなかったのに、大阪へ引っ越した時に、自転車に乗れないって云ったら、PTAの人から超怒られてね

それでね、二男のまだ補助輪付の自転車から練習を始めたの。旦那も練習に付き合ってくれたけど、息子たちも、後ろをつかんで走ってくれたりと、補助輪を外す時はとっても手伝ってくれてね

それこそ何度も転んで、怪我して痛くて泣いてね、もう嫌だ、やめるって言っては、子供に励まされてね。

そんな風に、子どもと親の立場が大逆転したこともありました。

 

いまもね、シッカリ者の息子さんたちと、危うい母ちゃんで、アベコベ状態ですけどね、それでも息子たちに何かが起こったら、母ちゃんいつでも君たちのもとに参上して、君の光になりたーい

 

えっ、邪魔だって、そんなこと云わずに、君の光になりたーい

 

ちなみにsUnさんは、光になってます。燦然と輝く光です。それも永久自家発電、完全なるエコです。え~、頭がねピカーッ

 

スタートライン~新しい風.mpg

 

 

 

 


LIVE TOUR 2011~HEART BEAT RUSH~@渋公

2011-07-21 14:56:26 | 馬場俊英

大型台風が去って、ここは北海道かって思うほど涼しい東京です。

 

あの毎日毎日ジリジリと焦げそうな灼熱地獄のような日々が遠くに感じてしまう。。。

 

さて、7月16日(土)、ギーラギーラ太陽が容赦なく照りつけるそんな中、さらに熱くヒートアップする所へ行ってきました。

馬場俊英さんの夏のツアー「LIVE TOUR 2011~HEART BEAT RUSH~」@渋谷C.C. Lemonホール

 

ツアーは6月に明石からスタートして、福岡→愛知→京都→神戸→広島、そしてようやく東京です。

関東は東京と、7/24の埼玉だけとちょっと寂しいです。

 

渋公には、開場時間の1時間前に到着してました。

グッズを買わなくっちゃならないからね

でも、全然並んでいる人がいなくって、すんなり買えてしまいました。(並ぶのを覚悟していたのですが。。。)

恒例のツアートラックの記念写真をと思ったのですが、黄色の無地のトラックしかなくって残念

何もすることがなくなって、日陰でボーっとしてました。

 

実は渋公の前に色々立ち寄っていて、かなり体力を消耗していたのね 日陰で休んでいるときに、時々吹く風、これが意外に気持ちが良くって外にいても全然苦にならず、少しずつ集まってくる人たちを見ていると、徐々にテンションも

 

今回は、録音とか撮影はしないでねというお約束の下で、手荷物検査がありませんでした。

沢山、立派なお花が贈られていたので、お花の写真を撮りたかったのですが、やめときました。

鈴木先生とかWOWOWとかラジオ局とか、いろいろあったけど私は「クロノス」さんからのお花が一番好みでした

 

座席はかなり後方だとは承知してたのですが、いざその席につくと気絶しそうでした

ジャンプして着地に失敗したら、転がり落ちる・・・ 超怖いので、ジャンプはやめときます。

ステージまで遠いし、高くて目が回りそう 2階席といより3階席です。なんだかコンサートに参加する度に席が遠くなってる気がします

 

オープニングはいつものように、「キャー」とか「ワァー」とか「ばばさーん」とか「ばばくーん」とか、大歓声と、そして大きな大きな手拍子で始まります。

この手拍子の熱さは、スタレビとかゴスを凌ぐ、私が参加しているコンサートの中では一番です。

私も一緒になって手拍子していたら、まだ指が腫れていて痛いです。

 

私が馬場さんのコンサートに初めて参加したのは、たぶん1昨年夏の京都。

その時はまだ観客がハラハラと見守るような、観客の方が先に盛り上がってリードしてしまうような、そんな印象がありました。

トークも、受ける予想に反して受けなかった時、話がまとまらずグダグダになった時、予定より伸びてしまったときなど、馬場さんのドキドキやアワアワしている様子、周りにとっても気を使っている気配がありました。

 

ところが、会を重ねるごとに堂々としていて、しっかり自分で自分のコンサートの手綱をとっている様子、その場の成り行きを楽しんでいる様子がとても頼もしかったです。

 

お客さんの中には、日ごろのモヤモヤ鬱憤を晴らしたい、頭の中が真っ白になるくらい我を忘れるくらい盛り上がりたいという人もいるでしょう。

反対に馬場さんの歌の世界にどっぷり浸りたいと思っている人もいるでしょう

両極端な人たちを楽しませて満足させるなんて無理な話なのに、馬場さんはそこに果敢に挑戦しているような気がしました。

 

時にノリノリで、時にホンワカ、そして時に鳥肌がたちそうなくらいカッチョヨク

あまりのかっちょよさに、足りないのはセクシーさだけね、なんて思ったりなんちゃったり

相変わらずセットらしいセットのないステージですが、照明で歌の世界が色鮮やかに描き出されていて美しかったです。

照明の方にも馬場さんに見えている世界が少しずつ共有できるようになってきているのかな~なんちゃって。

 

ツアータイトルにもなっている「HEART BEAT RUSH」は、4月にリリースされたアルバムのタイトルでもあります。

アルバムの宣伝をしようと思った矢先に起こった東北の大震災。

 

この時期にこの歌はありみたいのもありました。でも、こんな大きなことがあるなんて誰も思ってもいなかったことだし。。。

 

馬場さんが思いを込めて作られた歌が、ほんの数日、数か月の差で全然違う意味合いの歌になる。

でも、また月日が流れて、いまはちょっとと仕舞い込んだ歌も、いつか新しい季節の風が吹き込むと違って聞こえるかもしれない。

 

いつも穏やかで優しいイメージの馬場さんですが、自分で自分のことを「他人のいうことに耳を貸さない、聞かない、頑固な人間だ」とよくおっしゃっています。

なるほど、歌の中にもその頑固さが職人魂のような、オヤジのようなそんな味がありますね。

そんなオヤジくさい歌が、なんだかとっても好きです

 

馬場さんのコンサートが終わり、帰り支度をしている人の顔は、みんな爽やかな汗をきらきらさせながら、お風呂上りみたいに見えます。

 

人生いろいろあるよね。いろいろあって楽しいこともあり、いろいろの度が過ぎて楽しめないこともあるけど、みんな大なり小なり山があって、超えているから、自分ももうひと頑張りしなきゃ

自分のことはモチロンだけど、お隣の席の人、前の席の人後ろの席の人、当たり前だけどその人たちにも人生があるんだよな~なんて思っちゃうのよね。

 

とまあ、どんだけキョロキョロしながらコンサートに参加していたんだってくらい、あっちを見、こっちを見

でも、いくらキョロキョロしてても馬場さんまで遠くて、あんまりよく見えなかったのよ。

馬場さんのお洋服も黒っぽくって、足が長く見えた程度だったし。。。 もうちょい近かったら、また違った感想を持っていたかもしれません。

 

音は、リズム隊のドラムとベースが競い合ってる感じで、私にはやや音圧が大きかったです。大事なところでその音がかぶって聞こえなくなってしまう・・・みたいなね。

バンドのみんなが頑張っていて、そう全員頑張っていて音のキャラが一緒。つまりみんなホームランバッターのようにバットをブンブン振り回してる感じ。

常にスクラム状態で、もう少しばらけてランやパスの場面があってもいいかな~なんちゃって。

 

ちょっと体調を崩していたので(張り切り過ぎたのと台風が近づいたので)、写真の整理がついていません。

ボチボチ追加していきます。渋谷に行く前に立ち寄ったアソコのことや、翌日に楽しんだあのことも、ボチボチになりますが書いていきますね。

 

 

追記用メモ

コンビニとかでのくじの話、アンコールでずっこけた9月3日の歌

僕のアイドルは真子さん、サインボールはすぐそこ

帰り道のお月様

 


「ディア・フレンズ」馬場俊英~4/13

2011-05-20 12:47:23 | 馬場俊英

調子に乗ってもう1本

4月13日放送された、赤坂泰彦さんの「ディア・フレンズ」

 



アルバム収録曲からサクラブルー が流れて~~

赤坂:サクラにブルーがついているのは、何でですか?

馬場:桜の花びらのピンクと青空の青。希望とちょっとした寂しさや絶望感みたいなものが同居している、なんともいえない春の気分を僕なりに表現した言葉であり、曲なんです。

 

馬場:これまでのツアーと同様に頑張るつもりですが、それ以上にコンサート会場に生まれるエネルギーみたいなものをイメージしながら、準備していきたいなって。

 

馬場:受け入れられたいって。当時は被害妄想みたいになっていて、世の中が自分の敵みたいになってくる。元々、結果が出なくてダメになったのだから、全部がダメなんjyないかって気分になっていて、その時救われた思いでした。

 

馬場:音楽を大事にして、みんなで集まれる時間を大事にしようという思いがわれわれも高まってますし、お客さんもそういう気持ちを伝えてきてくれているので、その期待を叶えるないようにして、みんなが音楽から力を持ち帰られるような、そんな元気な楽しいライブにしたいと思ってます。

 

 

超、端折ってしまいました だってね、番組のHPに詳しく内容が載っているのですもの。http://www.tfm.co.jp/focus/index.php?itemid=39548    http://www.tfm.co.jp/thanks/index.php?itemid=39538

どうかそちらを覗いてみてね。

 

馬場さんからのリクエスト曲は、リビングストン・テイラーの「GOING ROUND ONE MORE TIME」 http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/livingstontaylor/MHCP-1194/index.html

 

かなりの手抜きですが、馬場さんの新しいアルバム、なかなか気に入っています。

初回版の「馬場白書」は内容盛り沢山で、テンコ盛過ぎてまだ全部読めていないのですが(誰だ!!字が小さいからよろって云ってるヤツは そうだけど)

歌詞カードにある馬場さんの製作ノートだけでも、充分読み応えがあります。

1曲1曲が短編小説みたいな楽曲です。12曲プラス1曲の13の主人公の中に、自分や自分にとっても近いしい人がいるかもしれません。

楽曲の中の主人公に自分を写して、前向きなメッセージの中から自分の明日を切り開く、明日を目指す気持ちを見つけるきっかけになるといいなって思っています。

 

私個人としましては、カバー曲の僕が僕であるために が

あの有名な尾崎氏の楽曲で、たくさんの人がカバーしている、大変人気の高い曲です。

私は、尾崎さんの歌は大変ヒットしたので、よく耳にしていて、聞けばア~~となる程度です。

だから、あまりこの歌に対して思い入れもなく、またカバーするってことにアレルギーも起こして無かったかな。

いや、ひょっとしたら、尾崎さんの歌は誰が歌っても批判されるだけだから、カバーするのは嫌だったかも。

 

「僕が僕であるために 勝ち続けなきゃならない」

尾崎さんは、コレをどういう気持ちで歌ったか、私はわかりません。

馬場さんの解釈は、ひょっとしたら違っているかも。

いまにも壊れそうなガラスのような繊細な若者の心と、割れたところ欠けたところを接着剤やテープで何度も直した継ぎはぎだらけの心。

不恰好でも、継ぎはぎだらけのハートがカッコイイと思う今日このごろです。

 

馬場さんの歌う僕が僕であるために を聞いたとき

「勝ち続けなきゃならないのは誰にという相手ではなく、自分自身」だって思いました。

 

弱くて情けなくって寂しくって、素直になれなかったり。。。すぐ誰かのせいにしたり、そんな弱っちー自分は一刀両断。泣き言なんて○○クラエ

 

はて、自分自身とは?本当のじぶんとは?となると、また話は面倒くさくなってしまうので、とりあえず私は「怠け者の自分」と格闘して勝たなければなりません  でも最近、勝率が滅法悪いのよね、私

グータラな私がグータラでなくなったら、私は。。。

いやいや、そういうことでなくってね、自分が一番大切にしているものを守るのは、自分自身だよってことさ。

 


「PARADISO」~馬場俊英4/8

2011-05-20 11:12:03 | 馬場俊英

馬場さん大好きなお友だちが、震災から2ヶ月経って、ようやく音楽を聴ける気持ちになったとメールがありました。

大きな事件があった時、大きな悲しみに包まれた時、大好きだった音楽に救いを求め、音楽を支えにできる人もいるし、大好きだったからこそ遠ざかりたい、距離を置きたい、そんな気持ちわからないでもありません。

辛すぎる受け入れがたい現実と、楽しかった過去、夢がいっぱいあった未来。

本当は過去と未来は繋がっていたはずなのに、現在でプツッと断ち切られたみたいな。

誰かの受けた衝撃や心の傷とは比べることはできないけど、いま自分は生きているのかどうかさえ、わからないで過ごしていたことって、一度や二度ありますよね。

 

私の経験なんて彼女が受けた衝撃に比べたらちっぽけなもので、それでも時間が少しづつ彼女を癒してくれるのを願っています。

 

さて、彼女が大好きだった馬場俊英さんですが、4月13日に10枚目のアルバム「HEATBEAT RUSH」をリリースしていました

なんとこのアルバム、馬場さんにとって10枚目のアルバムと同時に、デビュー15周年のメモリアルアルバムでもありました

 

ということでね、本来なら「おめでとう」を兼ねて、盛大にリリースのプロモーションって行きたかったのですが。。。

いつも誠実に自分の音楽のこと、みんなに聞いてもらいたいメッセージなど誠実にお話される馬場さんでしたが、今回は静かな口調のなかに、いつも以上の温かい気持ちを発信していたような気がします。

 

シンガーソングライターである馬場さん。ギター一つあれば、どこでもいつでも歌うことができます。

今回は、思いがけず色々な番組で馬場さんの生歌を聞くチャンスに恵まれました

振り返ってみると、馬場さんもショックを受けていて、悩み迷いながら歌っていたんだなって感じます。

震災の後に何度か聞いた生歌のスタートラインがどんどん、変化していきました。優しい寄り添い系の歌声から、力強い歌声へ。

 

いつか、これらの放送をお友だちも聞くことができたらいいな、たぶん今は聞ける環境じゃないだろな~って、勝手に番組を録音していた私。

彼女もようやく聞く気持ちになれた様なので、テープを送ることになりました。その前に、そのテープが聞くに耐えられるかどうか、聞き直してみる必要があります。

 

古ぼけたラジカセで録音しているので、音は雑音交じりでひどいものですが、なんとか聞き取れます

聞き直してみて、ドキッ私自身もショックの真っ只中にいたので、お話されていたことを全て忘れていました

なので、もう1ヶ月以上の話ですが、ちょっと書き残してみようかな~なんちゃって

 

馬場さんのファンの方には需要はないかもしれないけど、ここは色々な方のファンの方々が遊びに来てくれてますので、よかったら一つお付き合いくださいませませ

 

 

J-WAVE「PARADISO」~~4月8日放送分

 

スタジオからの弾き語りライブ スタートライン と スニーカードリーマー

ナビゲーターは岡田マリアさん  ゲストは馬場さん

 

マリア:どちらも優しい歌でしたね。聞いていて勇気を貰った人、力にそれを変えられた人、たくさんいると思うのですがありがとうございます。馬場さんは、今年デビュー15周年、改めて、この15年間を振り返ってみてどうですか?

馬場:そうですね、まあ、いろんな事があったなって感じなんです。15年って長い時間だと思うので、いろんな環境で活動してきた時期があって、思い通りに上手くいったことも、思い通りにいかなかったこともあったのですが、沢山の出会いに恵まれて、その時々に、いろんな力を貸してもらいながら、なんとか活動してこれています。

 

マリア:やってきて良かったなって実感する節目の時でもありますか?

馬場:そうですね、最初はCDを聞いて貰える人も少なかったり、コンサートに集まって来てくれる人もあんまりいなかったんだけど、最近は少しづつライブ会場にも人が来てくれて、反応をもらえるんですよね。コンサートをやるとヨカッタとか、楽しかったとか、そういうお客さんの声がスゴク嬉しいんですよ。やって良かった、またやりたいって思う。

 

マリア:一番、いまポッと思い浮かぶ印象的な時期はありますか?

馬場:僕はね、日比谷野外音楽堂と大阪の野音でコンサートをやるのが目標だったんです。今から10年弱前に目標を作って、3~4年かけて実現できたんですけど、実現できた時は、自分や一緒に演奏してくれるミュージシャンやお客さんと共に、約束の地にみんなで一緒に辿り着いた感動があって、あの景色は一生忘れるこtpない思い出というか原点ですね。

 

マリア:メモリアルイヤーを飾るアルバム「HEATBEAT RUSH」は、どんなアルバムに仕上がりましたか?

馬場:ハートビートというのがキーワードなんですが、「鼓動」僕らが暮らしの中で感じる喜怒哀楽やその狭間の感情だったり、一瞬チョットよぎる思いやそんな鼓動を抱えた主人公たちが、曲ごとに沢山登場するんです。いろんな人の思いが時には走り出したり、時には立ち止まったり、そういった歌が沢山入ってるアルバムです。

 

マリアスニーカードリーマー もアルバムに入っていますが、自分の人生を想像できるような、そうんな素晴らしい物語のような感じでしたが、歌詞というのは、どんなインスピレーションから書いているのですか?

馬場:曲作りというのは、自分の自宅の曲を作る場所でデスクワークのように書くのですが、昔は自分本位というか、自分がこうだ!自分はこう思う!というのを打ち出していたというか。でも最近ではそれプラスいろんなファンとのコミュニケーションするチャンスがインターネットやラジオを通じて、気配を感じられるようになった。そういうところから感じられるエピソードとか、毎朝起きるとブログのコメントを読むのを日課にしていて、そこを読むといろんなこと書いてあって、内容は兎も角として、そういう聞き手がいる、ということを身近に朝感じられる。そういう空気の中で、音楽活動をしていると、傍にいる感じがあって、そういうものも、曲作り・歌作りに影響を与えてくれてると思います。

 

マリア:アルバムのジャケットも印象的で、大勢のランナーが写っているのですが、どうして?

馬場:これは、アメリカの1970年代のどっかの町ので行われたマラソン大会の写真で、それを気に入ってお借りしたんですが、沢山の人物の鼓動が聞こえてくるような写真で、みんながみんなのペースで目的地まで今、動いているという印象がアルバムの内容と合ったので、使わせてもらった写真です。

 

マリア:馬場さんご自身も実際、走ってらっしゃるって聞いたのですが。

馬場:いまちょっとサボリ気味なんですが、気持ちいいから成るだけ走りたいのですが、考え事も家出考えてると煮詰まったり、景色の中で過ごすと、うまく考えられたり、気持ちいい季節になってきたので、又やりたいですね。

 

マリア:馬場さんがこれからも歌い続けていきたいことは?

馬場:「何かダメでも、一度失敗しても、終わりじゃないんだ。そこから続く時間に何かみつけたい」そういう前向きな思いを歌っていきたいと思いいます。