支社勤めの頃の話です。
ほほ~、鄙には稀な・・・と思わせる女性がいました。
もちろん、口に出すと他の女性から総スカン。
女性の嫉妬心は経験済み。
職場の和を保って仕事をしてもらうためには、依怙贔屓は禁物です。
セクハラ、パワハラなんて言葉は無かった頃でした。
すぐにわかったことは、彼女にはまるでオトコっ気が感じられないこと。
職場のオトコどもにも、オトコ嫌いで通っていたようです。
もしかして、レスボス生まれ?
仕事ぶりは熱心でマジメ。
ムリと思える仕事も頼んでやってもらいました。
時には、日にちが変わる頃まで二人きりで仕事をしたことも・・・。
そして3年が経ち、ついにその時がやってきました。
わたしの転勤です・・・う~ん、残念無念。
でも、話は続きます。
本社に戻ったある日、鄙稀の彼女から電話。
会社の研修で東京に来ているというので、それじゃ夕飯でも一緒に。
新宿駅で待ち合わせてホテルのレストランへ。
カッコつけて、ワインにフランス料理などを。
思い出話に花を咲かせ、彼女もそれまで見せなかった親密さを漂わせたあの夜・・・。
遅くなったから宿まで送るよ・・・なぜかその後の記憶がありません。