昨日は大寒、出かける時はちらちらと雪が舞っていました。
風邪はクビからやってくるそうなので、今冬初めて首にマフラー。
コートも厚めのほうを着て、わたしとしては反伊達の薄着スタイルでした。
歳を取ると寒さ、厚さに鈍感になるといいます。
これまでの寒波を、それほど厳しく感じなかったのは、鈍感になったせいなのでしょう。
だから年寄りの冷や水はやめたほうがいいかもしれません。
さて、文科省の天下り事件、だいぶ大がかりのようです。
天下りみんなでやればコワくない。
152の大学に計576人が天下っているといいますから、これはもう組織ぐるみでしょう。
大学の役員、教員、事務員・・・文科省OBの天下り範囲は広い。
人だけならともかく、補助金と抱き合わせでしょうから、もしかして公金横領?
人数の多さでは1位日大、2位早稲田大、なんてランキングは不名誉この上もありません。
こうした事件が絶えないのは、利害関係で結ばれたムラ社会が存続しているから。
教育ムラというのもその一つ、そのムラに属していれば我が身は安泰。
狭く閉じたムラに住んでいれば、広い社会への関心も無くなり、その損失にも鈍感になる。
日本には私徳があっても公徳が無く、私知はあっても公知が無い、とは福沢諭吉の言葉。
個人にあってもムラ社会に閉じない知をもつことが公知というものでしょう。
教育に携わる身に公知がなく、狡知だけがあるとしたら実に情けない。