スーパーでの買物が日常の一コマになりました。
必要なものをカゴに入れて、さて、どこのレジに並ぶか、それが問題だ。
だいたい、どこのレジにも行列ができています。
あんまり長く待たされるのもイヤですから、どこが早そうかな・・・と探します。
待っている人がいちばん少ないところが、早いとも限りません。
中に、どっさり買い込んでいる人がいれば、それだけレジの時間もかかります。
で、並んでいる人数☓総買い物量がいちばん少なさそうな列へ・・・。
並ぶ前に、もう一つ観察することがあります。
それは、レジの係の人の手際が良いか悪いか・・・これは何度か通ううちに分かってきます。
てなことも生活の知恵の一つなのでしょう。
でも、この待ち時間がどのくらいかかるかは、けっこう大事なファクターの一つです。
レジの数をどのくらい設ければよいか、という店舗設計にもつながります。
例えば、1000人が働くビルにどれだけトイレが必要か。
ある場所の銀行の無人店舗には何台のATMを置いておけばいいか。
想定する業務量を遅滞なく処理するためには、どのくらいの性能のコンピュータが必要か、等々。
これらの計算のもとになるのが待ち行列理論。
数学嫌いのわたしですが、仕事だから、とイヤイヤやりました。
ポアソン分布、指数分布、MM1モデルなど・・・いったいなんのこと?
でも、やってみれば、それほど難しいことでもありませんでした。
情報処理技術者試験にも、よく出題されます。
コンピュータのシステムエンジニアを目指す人にとっては必須の知識の一つです。