物哀しいサックスのメロディーを聴いていました。
チャーリー・ミンガスというベーシストが率いるバンドの「直立猿人」という曲です。
時々、フリージャズっぽくなる演奏が何度か繰り返されます。
黒人への人種差別に抵抗したジャズマンとしても知られました。
といっても、才能があれば白人とも組んでプレーをしていました。
奥さん2人も白人、ベーシストではあってもレイシストでは無かったのでしょう。
さて、今朝は黒人こそが純血ホモ・サピエンスという話。
人類はもともとアフリカ大陸で生まれ、その中からネアンデルタール人が生まれます。
現生人類(ホモ・サピエンス)が生まれるずっと昔のことです。
かれらはアフリカからヨーロッパ大陸へ渡りました。
現生人類の故郷もアフリカで、そのうちの一部もまたヨーロッパへ渡ります。
そこでネアンデルタール人と現生人類の交雑が行われたようです。
その結果で生じたのが白人・黄色人種というわけ。
そのDNAには、ネアンデルタール人のDNAが1%以上含まれているといいます。
アフリカに残った現生人類の子孫に、そのDNAは見られません。
黒人こそが純血ホモ・サピエンス。
それを知った白人の研究者がたいへんショックを受けたというエピソードがあるようです。
雑種、純血にこだわる心情がヒトにあるのなら、レイシズムは無くならない?