ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

悲願達成!! ~ 親父釣り軍団 2013年・春 ~

2013年04月30日 | 釣り

 ゴールデンウィークの初日の27(土)に親父釣り軍団総帥のH先輩と一緒に木更津の防波堤に釣りに行ってきました。もちろん今回も朝の6時に防波堤への渡し船に乗る為、前日の26日(金)の夜から前日移動です(今回は睡眠時間が2時間でした)。私には今回の釣りは昨年のゴールデンウィーク以来の1年ぶりになります。

 当初は勝浦漁港に行く予定だったのですが、H先輩の直前の釣り情報リサーチの結果、勝浦漁港やホームタウンの市原海釣り施設よりも木更津の前日の釣果(ちょうか)が良かったので、予定を変更して木更津に行くことになりました。『釣り道』を究める為に日々の生活をおくっているH先輩は私のように「どこでもいいっスよ。」と言う選択はせずに釣れる確率の多い釣り場を選びます。さすがです(私がいい加減なだけで、だいたいの釣り人がそうなんだと思いますが・・・)。

 尚、今回の釣りの目標は私がルアーで初めてシーバスを釣る事にありました。私は2009年の7月にマゴチと言う魚をルアーで釣った事はありますが、シーバスをルアーで釣った事はありません。H先輩は2010年の4月に初めてシーバスをルアーで釣って以来、年間50匹くらいのペースでシーバスを釣っているので、そのシーバス釣りの面白さを私にも共有して欲しかったようです。同時期に釣りを始めた2人ですからね(2人の釣りの歴史は過去の釣りの記事をご覧ください)。木更津に向かう車中で熱心にルアー釣りのポイントやコツをレクチャーしてくれたH先輩の熱意に報いるためにも、今回の私はシーバスを釣り上げたい気持ちがいつも以上に強かったですね。

 そんな想いを持って予定を変更して行った木更津の防波堤の釣りですが、6時に渡し船に乗って15分くらいでお目当ての防波堤に着いたところ、別の渡し船屋さんの船で防波堤に着いて5時くらいから釣りを始めている人から、

 「ルアー釣りですか?。朝から入れ食いですよ。こんな事って年に1回あるかないかですよ。アハハ!!。」

と興奮気味に話しかけられました。その話を聞いた我々2人は荷物を投げ出して、いきなりルアーを早朝の木更津の海に投じました。

 そして、私の投げ入れたルアーは、いきなり根がかり(ルアーが水底の岩などの障害物に引っかかってしまうこと)してしまいました。少し強めに釣り糸を引っ張ると、釣り糸の先端部分の仕掛けがルアーもろとも海底に持っていかれてしまいました。それを見ていたH先輩の茫然とした表情は今も忘れられません(私は釣り道具を全て福岡の実家に置いてきているので、今回は道具全てをH先輩から借りています)。

 ルアー釣りの釣り糸の先端部分の仕掛けは何種類かの違う材質の糸を組み合わせて作るので、完成させるのに数分かかるそうです。もちろん、年に1、2回くらいしか釣りに行かない私にその仕掛けは作れません(H先輩は10分くらいで作れるそうです)。
 そんな私のトホホな状態を見たH先輩は私の為に仕掛けを作り直してあげたいと言う気持ちがあるのですが、年に1回あるかないかの入れ食い状態を逃してはいけない、と言う釣り人の本能がぶつかって、「どうしよう。どうしよう。」と嘆きながら釣りを続けていました。不謹慎ですがその状態を見て私は少し笑ってしまいました。

 そして、H先輩は1匹目のシーバスを釣り上げました。釣れてしまったのでH先輩の『仕掛けを直したい、でも、釣りを続けたい』と言う葛藤は続きます。何もできない私はただ立ち尽くすのみです。

 そんな状況が数分間続いたところ、「あ~~!!。」とH先輩が突然大声を上げて、「リックサックの中を見て!!。」と私に言い放ちました。その言葉に従って開けたH先輩のリックの中には仕掛けの付いたリール(釣竿につける糸巻き)が1つ入っていました。どうやら予備にリールを1つ用意していたのを忘れていたようです。早速、私は自分の釣竿のそのリールを取り付け、釣り糸の先にルアーを付けて再び早朝の木更津の海に投じました。

 その後、H先輩も先に来ていた釣り人もシーバスを10分おきくらいに釣り上げるのですが、私にはさっぱりアタリがありません。習ったとおりにルアーの動きに変化を付けるために竿を少し振ったり、リールを巻くスピードを変えたりしましたが、私の竿はピクリともしません。「やっぱり入れ食い状態って言っても、へたっぴにシーバスは釣れないんだなぁ。」と少し私はナーバスになっていました。
 そんな私の横で2人は相変わらず好調な状態をキープしていました。尚、シーバス釣りは相手が大きいので釣り上げる途中でシーバスが逃げてしまう事(バラシ)がよくありますが、逃げられたりするのも含めて釣り人はルアー釣りを楽しんでいるみたいです。

 そんな状態が1時間近く続きましたが、とうとう私にも悲願が達成される時が来ました。

 何十回目のルアー投入かは数えていませんが、『3回まわして1回休む』と言うリールの巻き方を愚直に続けていたところ、急に竿が大きくしなって魚がかかった手ごたえがしました。思わず私は「おー!!。」と大きな声を出してしまいました。その大声に反応したH先輩も「釣れた?!!。」と大きな声で返してきます。自分の釣りをやめてタモ(釣れた魚の取り込みに使う網)を持って私のそばに駆けつけてくれました。

 そして、数分間のバトルの後に私は生まれて初めてルアー釣りでシーバスを釣り上げました。
 早速、メジャーで大きさを測ったところ43cmでした。『40cm~60cm』の大きさのカテゴリーに入るので私が初めてルアーで釣ったシーバスは『フッコ』ですね。

 一度釣れてコツを覚えたせいか、その後はコンスタントに8時30分までに私は4匹のシーバスを釣り上げました。大きさは35cm(セイゴ)、40cm(フッコ)、41cm(フッコ)、51cm(フッコ)です。途中で逃がしてしまうバラシも何度もあったので、仮に全部釣り上げていたら二ケタはいっていたでしょうね。本当にこの日は年に1回あるかないかの状況だったようです。
 ちなみに、記事の冒頭の写真は51cmのフッコです(流血があるため一部写真を加工しています)。2008年の9月に始まった私の釣り人生の中で最も大きな獲物になります。こんな大きさの魚がコンスタントに釣れるようになると釣りは面白いでしょうね。

 その後、8時30分を過ぎると全くシーバスが釣れなくなりました。H先輩が6匹、私が5匹釣り上げたので、今回の我々親父釣り軍団のシーバスルアー釣りの釣果は合計11匹でした。最も大きかったのはH先輩が釣った53cmのフッコでした。60cmを超えるスズキは今回は釣れませんでしたね(先に来ていた人は60cmジャストのスズキを1匹釣っていました)。合計で11匹釣りましたが、形が良くて美味しそうな2匹を除いて全てリリース(海に逃がす)しました。下記の写真は持ち帰った2匹です。

 

 その後は、寝不足の私は暖かい日差しの下の防波堤の上で寝ていました。目が覚めた時に何度かルアー釣りに挑みましたが竿はピクリともしませんでしたね。H先輩はルアー釣りをやめて投げ釣りでキスを3匹、ウミタナゴを1匹釣り上げましたが、私と同じように寝不足だったので寝ていました。そして、1時過ぎに迎えに来た渡し船に乗って木更津港に戻りました。

 その後は、東京に戻る途中でラーメンを食べた後に、「イカを釣りたい。」と言うH先輩のリクエストもあって市原海釣り施設(正式名称:新鮮市場 マルエイ海つり公園)に15時30分くらいに入って再び釣りを開始しましたが、強風で海が荒れていた事もあって何にも釣れませんでした。ここでもシーバスが釣れていれば最高だったんですが、そんなに釣りは甘くないですね。2時間くらいで市原海釣り施設を後にしました。

 以上が、親父釣り軍団の2013年・春の活動報告になります。
 私には悲願のルアーでのシーバス釣り達成の日になったので、2013年4月27日はメモリアルデイになりました。次の目標は60cm超えのシーバスのスズキですね。



 【スズキに関する補足】 ※2013年2月27日の記事の再録

 シーバスを日本ではスズキ(鱸)のことを指すそうです。スズキは出世魚なので大きさによって呼び名が違うそうです(今回ネットで調べましたが、地方地方で大きさの基準や呼び名が違うので面倒くさいです)。ちなみに、関東では以下のような大きさの基準や呼び名のようです。

 (15cm以下) = コッパ
 (40cm以下) = セイゴ
 (40cm~60cm) = フッコ
 (60cm以上) = スズキ
 (1m以上) =オオタロウ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 少し物足りない続編ソフト達... | トップ | すがすがしい感動モノって聞... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まだまだいけそうです (H先輩)
2013-05-01 22:39:54
宮川○のサイトをみるとシーバス絶好調は続いているみたいです。GW後半にも数釣りに行ってきます!!
返信する
H先輩へ (ノリの東京の友人)
2013-05-02 06:41:33
 先日はありがとうございました。
 私も宮川○のサイトを見ましたが、ばっちり写真が載っていましたね。これでH先輩も市原と木更津ではプチ有名人ですね。うらやましい(笑)。
 GW後半は私は別件で行けませんが、今後も機会があれば同行させて下さい。今回の5匹がまぐれではない事を証明する次回こそが私の本当の勝負の時ですね。
返信する

コメントを投稿

釣り」カテゴリの最新記事