ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

すがすがしい感動モノって聞いていたのに・・・ ~ 桜、ふたたびの加奈子 ~

2013年05月01日 | 映画

 今週で上映終了と言う事だったので、昨日、隣り街の映画館で広末涼子さん主演の『桜、ふたたびの加奈子』を観てきました。
 本作では娘さんを事故で亡くした母親を広末さんが、その旦那さんを稲垣吾郎さんが演じています。

 本作は、昨年観て面白かった生瀬勝久さん主演の『スープ・生まれ変わりの物語』と同じ輪廻転生(生まれ変わり)を描いた丹波系映画だったのですが、その出来も同じように素晴らしかったです。話が面白いか面白くないかは別にして作品の完成度としては今年一番のような気がします。なにげなく展開されている伏線が起承転結の『結』の部分で回収されるのは見事です。完全に私は騙されてしまいました。もちろん私の評価は☆5つです。

 ただし、『スープ・生まれ変わりの物語』と違って、作品の最初から最後まで笑えるシーンはありませんでした。暗い暗すぎるのです。

 その理由としては、カメラワーク、音楽、照明、等が最初から最後までどう考えてもホラー映画の作りだったからです。観に行く前は『すがすがしい感動モノ』と聞いていたんですが、観終わった後はホラー映画を観た感じでしたね。ラストの展開で1回、エンドロールの直前で1回の合計2回、私の背筋にぞくっと悪寒が走りました。『感動モノ』なのにこんなに怖い映画は初めてですね。特に音楽が怖すぎます。

 これ以上書くとネタバレになるので書きませんが、輪廻転生を描いた丹波系作品が好きな方には本作は観て頂きたいですね。
 本作を観終わって『感動モノ』と感じるのか、私のように『ホラー映画』と感じるのかは、その人の感性によると思います。私は本当に怖かったです。感動したのは事実なのですが怖さの方がそれに勝りました。

 今回のように期待せずに観た映画が思いがけない良作だった時は本当に嬉しいですね。映画は間違いなく私の生きる糧です。

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