ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

はじめての手術(その3:右目の再チャレンジ編) ~ 人工眼内レンズの再固定手術 ~

2022年11月05日 | 健康

(前回の続き)

 4月25日(月)の朝。
 朝一番に眼科に行って右目の人工眼内レンズが脱臼したことを先生と看護師さんに伝えると少し悲しそうでした。予想していたとは言え、あの2時間10分の手術が無駄になってしまいましたからね。
 私も追加で手術費用が発生することと、あの針で縫う痛みを再び経験することになったので月曜日の朝から気分が凹んでしまいました。

 落ち込んでいても仕方がないので、先生と手術の日程を詰めました。
 病院がゴールデンウィークで休みになるので、手術はゴールデンウィーク明けの5月12日(木)に決まりました。その日の手術の予定は満杯だったみたいですが、レンズが脱臼したままだと目の中を傷つける危険性があるので急ぎで手術を行なって頂けることになりました。

 その後、4月25日(月)から5月12日(木)までは右目の中で人工眼内レンズがフリーになっている状態で過ごしました。立っている時は外れたレンズは下の方に落ちて見えないので気になりませんでしたが、横になっていると目の真ん中に浮かんできます。夜寝ていて、ふと目を覚ますとこいつ(下の絵)が出現するのはあまり気持ちの良いものではありませんでしたね。
 
 尚、視力は左目が1.5に回復していたので日常生活に不自由はありませんでした。仕事も問題なしでした。
 余談ですが、視力検査の時に右目の眼内レンズがはずれている状態で凄く度の強いメガネをかけると視力は1.5とか2.0でした。よく判りませんが、水晶体がなくてもメガネさえあれば、ちゃんとモノを見ることができるんですね。水晶体の役目はピントを合わせることだけなんですかね。

 そして、ゴールデンウィーク明けの5月12日(木)の再手術当日。
 今回も長い手術になるとのことで順番は最後になりました。手術開始の時間は16時前後との事でした。手術が長引けば家に帰るのは夜になるかもしれません。

 結論から書くと、3回目の手術も2時間を超えることになりました。痛さは1回目の手術を完全に超えました。

 今回は目の中を漂っている眼内レンズを取り出し、新しい眼内レンズを入れ直して前回よりも強く固定すると言う手術です。丸く開いた状態で目の中を漂っている眼内レンズを取り出すのに結構時間がかかったのと、新しい眼内レンズをガチガチに目に固定するために前回以上に針で縫いまくったので時間がかかった感じです。
 とにかく、「まだ縫うのか。もうやめてくれ。」と私が呆れるくらい先生は繰り返し針で縫っていました。目の周りを一周縫い付けたイメージを私は持ちました(実際にどこをどう縫ったのか、何針縫ったのかの詳細は私には判りません)。糸を引っ張る度に感じた痛みが一番キツかったですね。

 そして、手術を終えて病院を出たのは18時20分くらいでした。かなり疲れたので今回はタクシーを呼んでもらい家に帰りました。
 1回目と2回目の手術の後に血はたいして出なかったのですが、今回は手術後すぐに血が眼帯の隙間から流れ出て、持っていたハンカチが血に染まりました。そして、寝て起きた時には眼帯がびしょびしょになっていて、枕にも血が付いていました。右目はその後3週間くらいは白目の部分が赤かったです。内出血したんですかね。

 そして、翌日の5月13日(金)の朝。
 今回も看護師さんに眼帯を外してもらいましたが、再リニューアルした右目で見る世界は感動しまくった4月15日(金)の朝とは少し違いました。なんか色彩が微妙に薄い気がします。眼内レンズを取り付けた位置が1回目の手術の時とは少し違うみたいなので、それによって見え方も違ってくるんですかね。先生は「1ヶ月くらいしたら元に戻りますよ。」と言っていましたが、それから半年以上経った今でも「前の方が良かったなぁ。」と私は思っています。まぁ、綺麗に見えて視力も1.2まで回復しているので高望みか気のせいかもしれませんね。

 と言う感じで、私のはじめての手術は『眼内レンズの脱臼』と言うアクシデントがあったので、予定していた2回ではなく3回行われました。今回もまたしなくてもいい体験をしてしまいました。本当に私の人生はすんなりいきませんね。次回は手術に関するお金の話を書きます。

(その4に続く)

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