ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

はじめての手術(その2:左目編) ~ 軽度の白内障、そしてトラブル発生 ~

2022年11月04日 | 健康

(前回の続き)

 2時間10分に渡る右目の白内障と網膜剥離の手術のちょうど1週間後の4月21日(木)のお昼。
 私は再び手術を受けるために病院の待合室に座っていました。今度は左目の白内障の手術です。今回は症状が軽くて手術も短時間で終わる見込みなので、私の手術の順番は1番最初です。13時開始です。

 そして12時50分。先週と同じような段取りをこなして13時から手術が始まりました。
 前回の経験から、「さぁ、この後に蝶の羽みたいな水晶体のかけらが出てくるぞぉ~。」と思っていたら、何事もなく黒い丸い物体が目の前に出現しました。前回は手術開始1時間30分前後の登場だった人工眼内レンズが早くも姿を現しました。
 「あれっ。早い。」と思っていたら、目を縫われる痛みを感じることもなく、あっと言う間にレンズは固定され、先週と同じように「手術は終わりです。お疲れさまでした。」と先生に言われました。

 「えっ、もう終わったんですか。早い。全然痛くない。」と素直な感想を先生に言ったら、「普通の白内障の手術はこんな感じですよ。先週みたいな長い手術は滅多にありませんよ。」と返されてしまいました。手術室を出て時計を見たら13時15分でした。あっという間に終わったので、正直なんだか物足りない感じでした。痛みもなかったので、この日はタクシーでなく、停留所で少し待ってバスで家に帰りました。なんだか拍子抜けの左目の手術でしたね。

 そして、翌日の4月22日(金)の朝8時30分。
 この日も看護師さんに眼帯を外してもらいました。先週の右目の時と同じように「見えるぅぅぅ~。」とはなりましたが、元々左目は「左目も白内障なのか。見えているんだけどなぁ。」と言う感じであまり不便さを感じていなかったので、右目の時よりは喜びは少なかったです。手術前は0.7だった視力は1.2になっていました(翌週には1.5まで回復しました)。

 と言うことで、右目も左目も手術は成功しました。

 設備管理の職場で手術前は全然見えなかった設備の計器の目盛り(数字)はクッキリハッキリ綺麗に見えるようなりました。見えない時は脚立にのぼって計器のすぐ近くにまで目を近づけて計測していたので時間がかかっていたのですが、手術後は下から目盛りが簡単に読めるようになったので、仕事にかかる時間が大幅に短縮されました。手術して本当によかったです。同僚も白内障の手術後の私の変わりように驚いていました。その後、私は「今度は綺麗に見えるようになった両目で映画館に行こう。」とウキウキしていました。

 そんな幸せ気分に浸っていた4月24日(日)の18時。
 お風呂に入って髪を洗っていたら右目に違和感を覚えました。目を開けるとボヤけて見えます。「右目に水が入ったのかなぁ。明日の朝には治るだろう。」と思いながら、その日は寝ることにしました。

 そして、深夜。
 トイレに行きたくなって布団に横たわって目を開けたところ、右目の中であの黒い人工眼内レンズ(下の絵)がぷかぷか漂っています。あっちにゆらゆら、こっちにゆらゆらと動いています。気持ち悪いですね。
 
 どうやら固定していたレンズが外れてしまったようです。後で調べたら、眼内レンズが外れることを『脱臼』と言うそうです。

 と言うことで、私の両眼のリニューアルによる幸福期間は4月22日(金)から24日(日)のたった3日間でした。
 右目の人工眼内レンズが脱臼したので、再手術をしなければなりません。「再手術かぁ。またお金がかかるなぁ。」と少し凹んだ4月25日(月)の朝でした。その日は休みだったので、朝一番に眼科に行くことにしました。

(その3に続く)

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