音楽ネタ4連発の最後は斉藤由貴さんのセルフカバーアルバムの『水響曲』です。
このアルバムは斉藤由貴さんのファンだった人は必ず聴くべきアルバムですね(ファンの皆さんは既に聴いているはずですが)。10代にファンだった私には全曲馴染みの名曲です。
本作はセルフカバーアルバムなので、斉藤さんが10代、20代に歌った曲をオバさんになった現在の斉藤さんが自らカバーして歌っています(曲はアレンジされています)。私が購入したCDは『オリジナル10曲+セルフカバー10曲』の2枚組だったので、その過去と現在の違いを楽しみながら聴いています。色々な人生経験を積んだ大人の女性(お母さん)の斉藤さんが歌う『卒業』『AXIA~かなしいことり~』『初恋』等の全10曲はオリジナルとは違った声質で感慨深いですね。味があります。
さて、斉藤由貴さんのデビュー35周年記念として発売された『水響曲』ですが、この2021年2月21日に発売されたアルバムの存在を私は全く知りませんでした。元ファンとしては失格ですね(参考:2018年1月5日の記事)。
私が『水響曲』を知ったのは全くの偶然でした。
たまたまトラックの運転中に聴いたNHKのラジオ(しかも再放送)で斉藤さんがゲストで出演していてこのアルバムの話をしていました。『現在の斉藤さんが昔の自分の歌を歌う』と聞いただけで『購入』確定です。仕事の休み時間にネットショップに注文を入れました。CDが手元に届いてからは何度も聴いています。
ただし、今年一番聴いたCDに挙げた『木梨 ファンク ザ・ベスト』や『あの歌 1と2』と大きく違うのは、斉藤さんの『水響曲』は聴いていると悲しくなるので、たまにしか聴かない(聴けない)ことです。
このアルバムを聴くと10代や20代の昔の思い出が頭をよぎって何とも言えない気持ちになります。スピッツの『空も飛べるはず』と同じですね。私の記憶を刺激するようです。そう言えば、キャンディーズの歌を聴いて謎の涙が流れることが最近はありますね。私も完全にノスタル爺さんになったようです。
以上、斉藤由貴さんのセルフカバーアルバム『水響曲』の話でした。
全10曲全て名曲です。斉藤由貴さん、あなたはオバさんになっても素晴らしい。