白内障

2009-04-21 18:53:11 | 雑記帳

私が「眼が変だなあ」と自覚したのは58歳、大阪に単身赴任の時だった。

車を運転すると通行区分の左側により過ぎて走行する。

右側センターラインから離れてしまうらしいことを、同乗の社員に指摘された。

右眼の視力減退、視野が狭くなったという事が原因で、比較的視界の良い左へ自然

に寄っていたのかも知れない。

守口市にある、松下記念病院で検査し[白内障]であると診断された。

待機者が多く、入院は2ヵ月後の8月ということになった。

手術前日に入院。手術日を含め後最低4日というから合計5日間の入院となる。

幸い個室の予約が出来たし、また会社の夏季休暇に跨ったので、仕事の方の影響

や心配も軽微で大いに助かった。

手術の翌朝、右の眼帯を外して空を見上げた時、スカイブルーの余りにも鮮明なの

に驚かされた。左眼で見る空は、褐色の塵に混じった汚れたブルーであった。

長年人生を共に歩んで来ただけに、レンズは大分よごれて居るらしい。こっちもそろ

そろ手術かなと思った。

術後の三日間は、入院病棟の処置室へ行く。眼の中への注射があるのだ。

関西医大出身の、若い親切な女医さんだった。先ず点眼麻酔をし数分待つ。

「ハイ、お注射です。なるべくお鼻の方を見るように目玉を寄せてください」と言いな

がら、白魚のような指で眼を塞いでくれる。そして余白部分に注射してくれた。

化膿防止なのか、何なのかはしらないが、それを3日続け総て確認後退院許可とな

る。

前の松下病院は近くだが、少し離れた所に有った。

入院したのは新築、最新設備の堂々たる白い巨塔だ。流石松下電器さんである。

個室は快適であった。ホテルで夏休みをしているような気分であった。

目にシャンプー等が入っては危険の為、洗髪はナースのお仕事。本当の完全看護

であった。

偶々お盆で、淀川では大花火大会。病院は淀川に近いから見物も堪能できた。

2年後には左眼の手術をした。勿論、松下記念病院である。

当時、レンズは健保の適用外であった。レンズは10万円であった。

私の目には、ニコンレンズ2個。消費税3%込みで、計20万6千円が納まっている。

50歳代での白内障手術は少ないと言われる。私は紫外線の浴びすぎが原因。

若いときは野球漬け。27才からはゴルフの日々であった。月間プライベートで8日、

会社関係のお付き合いも多かったから月の半分はゴルフ。

外での仕事が多い人は・・・と言うが、私はその屋外労働者であったらしい。

今日、女房殿はけいゆう病院で白内障の手術について医師と取り決めをしてきた。

6月中旬に10日間入院し、左右を順次済ませる予約をした。

リスクの少ない、心配の無い入院手術なので、安心し切っている。

 

 





 

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