16号国道を少し、更に1号国道もほんの少し走って、みなとみらい地区へ入った。
出発8:30。到着8:50。トータル約 5km信号だらけの道程である。
車中で 「私は去年胃がんの手術。1ヶ月前は白内障で両眼の手術。
今日は又すっかり傷んでしまっていた歯根を抜く。今になって病院通いばかりは
何でだろう?」・・とぼやくのを聞いた。「結婚以来二回の出産の時しか入院した事
がないのに」・・・とも。
私は答えた。「それはねえ、永い間ご恩を受けた旦那に対し感謝の心を持つべき
なのに、年とともに図々しくなり、且つ又強くなって言うことを聞かなくなった。
それは間違いである、もっと従順になりなさい、今日から心を入れ替えなさい。
さもないと・・・と言う神様の警告なんだ」・・・と諭してあげた。
「あら!私が?」と何か言いたそう。 「ほら、そんなこと言ってると、又病気が増
えるぞ」・・・とニヤニヤ。
9時に名前を呼ばれ治療開始。私は朝食抜きだったので1Fへ行った。
野菜サンドとコーヒーをオーダー腹を満たした。携帯用灰皿を持って病院敷地外
へ行き、街路樹の木陰で一服。
そこへ携帯。「もう済んだわよ」だった。早い早い、9:50に帰宅した。
保土ヶ谷球場は、先日までの熱狂が嘘のように静まりかえっていた。
隼人の優勝は予想していなかった。ベスト8ぐらいと思っていた。
昨秋以来今年度の保土ヶ谷球場は、隼人が切符もぎ、球場のトンボ整備、スタン
ドに打ち込まれたファールボールの回収・・・などで高野連の仕事をしている。
近所の住民として?会話を交わす機会も増えた。
切符もぎの時も、明るくそして礼儀正しくユニホーム姿の部員は挨拶してくれる。
でも私は先手を取って「お早う!ご苦労さん!」と声をかけている。
他球場での隼人の試合情報などが分かっている時は「リードしているよ!」などと
勤務中の彼らに教えてあげたりしてきた。
全員野球 直向に勝利を目指し戦った姿が目に浮かんでくる
全員が殊勲選手だ。だが、県大会の MVP賞 は、今岡くんだと思う。
文字どうりの大黒柱だった、横浜 ・ 桐光 ・ 桐蔭戦の3完投勝利は賞賛ものだ。
二試合は延長であった。孤独のマウンドを2年生が守りきった。
笑顔、笑顔と言うが、その彼が勝利の瞬間流した涙を見て、目が潤んでしまった。
11回裏、サヨナラの瞬間。
堂々の優勝行進。