六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

「交渉人 真下正義」

2005年06月29日 | 映画
 そーいえば今頃ですが、映画「交渉人 真下正義」を観ました~♪

 何か「イマイチ」みたいな評判だったので、あまり期待しないで観ましたが、けっこう面白かった。

 あの解決の仕方とゆーか犯人像はどーなのか・・という気がしないでもないけど、わたし的には、映画において最も重要だと思っている《作品全体から醸し出される方向性》や無言のメッセージみたいなのが、この作品ではきわめて明確で、作り手たちが《迷って》おらず、しかも共感できるものだったので、素直に楽しむことができ、満足しました。

 お気に入りキャラは、木島さん~。こういうタイプの人、身近にもし実在してたら、私、絶対絶対毛嫌いして近寄らないと思う・・でも意外と、ヨワイんです・・(泉谷しげるとかもそうなんだけど)。遠くから見てる分には、かわいくって、タマランー

 片岡指令長の國村はもちろんですが、広報・矢野役のアリキリの石井も、力量ありますね~、見ていて楽しかった。

 それにしても、どうしてこの時期に公開したんだろ。シーズンものなのだから、クリスマス近くにやったらもっと気分が出て、お客の入りも良くなったかもしれないのに。次に「容疑者 室井慎次」が控えているからかな。ちょっともったいない気がしました。
 ・・あと、電車モノってことで福知山線の事故が頭の片隅に浮かんだり、テーマソングを聴きながら先日のマイケル裁判がらみのことを考えてしまったり、映画の世界に没入しきれない気分になる瞬間があって、そこも少し残念な気がしました。

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