六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

ほ~ら~ね~(怒)

2009年02月14日 | 文化・社会
 本日のえぬえちけ7時のニュースでもコレやってました。

以下転載
【不正認知で子供に日本国籍、中国人逮捕…服役男性の名前悪用】

 外国人女性が妊娠した子供を日本人の父親が認知すれば日本国籍を取得できる「胎児認知制度」を悪用し、中国人男女の間にできた子供を不正に認知させたとして、警視庁は13日、いずれも中国籍で、東京都豊島区池袋、無職沈楠(28)と無職王宗(29)、ブローカーの足立区西新井本町、郭清清(34)の3容疑者を有印私文書偽造・同行使などの疑いで逮捕したと発表した。

 同庁は、父子の血縁関係の真偽確認に初めてDNA鑑定を活用、日本人の子供ではなかったことを特定した。

 同庁幹部によると、3人は昨年1月22日、王容疑者と沈容疑者との間にできた子供について、別の傷害事件で服役中だった川崎市の日本人男性(56)を子供の父親と偽り、この男性が認知したとする偽の認知届を東久留米市役所に提出するなど、子供に日本国籍を不正に取得させた疑い。

 この男性の戸籍を調べたところ、王容疑者との間にできた子供を認知したとの記録があった。だが、認知届の提出日に男性は服役中で、郭、沈の両容疑者が、男性の名前を悪用していたことが判明。沈容疑者が男性の紹介料80万円を郭容疑者に支払っていたこともわかったという。沈、王の両容疑者はいずれも日本人との結婚歴があり、日本の定住権を取得していた。調べに対し、「子供が日本国籍を取得すれば、日本で長く暮らせると思った」と供述しているという。

 昨年12月の国籍法改正までは、外国人女性が妊娠した胎児だけは、日本人男性の認知で日本国籍を取得できたが、改正後は、出生後に父親が認知した場合も国籍取得が可能になった。
(2009年2月13日14時08分 読売新聞)
転載ここまで・・・

 この事例は、去年末にワタワタしていた国籍法の改悪「前」の法に則った偽装ですが。
 ミクシィの国籍法改正反対のコミュでTameさんという方がこんなコメントをかきこんでらっしゃいました。以下、無断転載^^;

【法改正前の、婚姻または出生前の届出が必要だった頃でさえこういう事例がまかり通っていたという事実は見過ごせないと思います。「賛成論者」は、「偽装結婚より手間がかかるのに、ブローカーはわざわざ出生後認知など利用しない」という論法を使うことがあります。

今回の事例は、
・不法な手段でも日本国籍を取得しようとする外国人が、多数存在する
・不正な国籍取得を仲介することがブローカー業として成り立つほどの需要を持っている
・また、不正取得のうち、一部はDNA鑑定によって排除できる
ということを改めて実証してくれました。

国籍法が改正された現在、彼ら不法に日本国籍を取得しようとする人々がより行動しやすくなっていることに注意を払うことが今後も必要だと考えます。】

 仰るとおり!

 えぬえちけニュースでも、不法滞在に詳しいという顔を隠した中国人が「同居の事実が必要な偽装結婚と違って、偽装認知はものすごく簡単。断然ちがう。だから今後もこのようなケースが増えるでしょう」という意味のことを言い切ってました。敵(?)ながらよくぞ言ってくれた!とか思っちゃったよ。

 ニュースでは、認知する男性の出頭も必要ないこと、書類の形式が整っていれば窓口では受理するしかないというあたりも、ちゃんと触れていて、現在はこれよりもユルく(つまり、以前の胎児認知だけでなく出生後認知も可になっている)ことについてもコメントしてました。

 国籍法改正反対!と騒いだ人たちを「根拠の無いデマで扇動され妄想をふくらました奴ら」と冷笑した政治家や法曹家や官僚のセンセイ方に、このニュースの感想を伺いたいもんです。


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