六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

トリノ閉幕

2006年02月27日 | 日々のこと
 奇抜だけどどこか親しみの感じられるデザインに満ちた、カルナバル・トリノ五輪。
 閉会式を終えても、日本のテレビの話題は、荒川選手の周辺をひっぱるひっぱる(笑)
  私も余韻に便乗~。

 一昨日25日のNHKスペシャル「荒川静香・金メダルへの道」は、なかなか興味深かったです。映像のいくつかは、ここ1週間くらいの間に目にした記憶が・・みたいなもので、「ムム、手○きか?」とか思わないでもなく 別に見なくてもいいかと思ったんですが。 
 好きでずっと見ている割には、私もただのシロウトファン。フィギュアの新しい規定、採点基準の概要が分かり易く説明されていて、おベンキョになりましたー。いや~知らなかった、スパイラルは腰よりも高く足が上がるのだけが対象とされるとは。《イナバウアーは得点にならない》ってくりかえし聞いてても「何で?こんなにキレイなのに」と納得がいかなかった、その疑問が、この番組をみてやっと解けましたー。

 それにしても、あんな駅の券売機みたいな機械を操作して、採点をしているんですねー。それは競技として公正で良い気もするし、淡々と点数のとれる技を積み上げていくだけの味気なさに興ざめな気もしてフクザツ。
 ・・でもな、でもな、スルヤ・ボナリーの涙を思い出すと、これでいいのだって気もする。
 昔は「アーティスティック・インプレッション」だったもんね。インプレッションって、印象、だよ。《印象》だけで決められちゃうの?っていう叫びは、やっぱ競技としては、アレだものね。

 だから、そういうのを全部とっぱらったエキシビションが、私は大好き。
 選手ひとりひとりの力量と個性が伸び伸びと表現され、指先からつま先から全身から、才能の輝きがほとばしる。
 プルシェンコの演技、私はSPでもフリーでも感動しなかったのに、エキシビションでは感動しまくりでした
すげー!!やっぱ彼は、超すげー!!

 村主の表現力にもね~。ため息。
 ダーリン曰く「彼女、すぐプロに行けばいいのに」
 ウ~ン、そうかも。彼女の伸びやかな滑り、その美しさを生かすには、プロの表現者となった方が向いているのかもしれない。
 でも、惜しい気もするなぁ・・。
 彼女自身が、まだ「五輪の魔法から醒めてない」って言ってるし。

 私は、どっちかというと《スポーツの観戦》より、それぞれの個性や才能の輝きを堪能する方が好きなんだと思います。舞台とかダンスとかを観て楽しむのに近い感覚。
 でも、フィギュアは、競技だからこそ、それぞれの選手の才能が切磋琢磨され、美を堪能できるわけで。
 これからも毎シーズン、目が離せません。

 そして4年後のバンクーバー。
 ミキティと、満を持しての真央ちゃん登場か、中野はどうか、村主の再挑戦はあるのか・・
 きっとあっという間に4年後が来ちゃうね


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