六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

謹賀新年

2006年01月06日 | 日々のこと
 明けましておめでとうございます。
 ここへお立ち寄り頂いている全ての皆さまにとって、今年がより良き一年となりますようお祈り申し上げます。

 お正月休みは、帰省先と東京、合わせて5つの神社と1つのお寺にお参りし、あとはテレビと読書三昧で過ごしました。

 1つのお寺とは、高尾山薬王院。
 京王線の宣伝チラシに「深山幽谷の趣きをもつ高尾山。その入り口まで電車で行ける。駅前に自然が広がってるなんて《どこでもドア》みたいだ」という一文があって、「うんうん、そうそう!」と嬉しくなり、新年早々いそいそとトレッキングシューズを出してしまいました。ケーブルカーやリフトで楽々参拝も可能なんですけど、年の初めだしやっぱ登らなきゃね、みたいな。

 初春の冷涼な空気の中、一号路を登る。15分もすると体が温まってきて、汗が滲んでくる。やっぱり東京は気候が温暖だなぁと思う。30分くらいで登りきり、あとは平坦な参道を、茶店などを覗きながらそぞろ歩く。三が日だけあって、わりに人が多いが、混雑というほどでもなく、程よい賑わい。何となくお目出度い気配に満ちていて、嬉しくなる。

 本当は参拝だけして帰るつもりだったのに、「ここまで来たんだから・・」と頂上まで登ってしまい、「せっかくトレッキングシューズを履いてきたんだから」と下りは琵琶滝経由の6号路で下りた。ちょっとした《初遠足》になりました。

 こういう気軽さが、高尾山の良いところ。

 しかも、6号路では沢山の鳥たちの声に行き会えた。誰だったかなぁ・・エナガちゃんは確実に居て、あとはヒタキの仲間?他にももう1種類はいたと思う。定番のカラ類ちゃんも居たみたいだし。賑やかで楽しい。またちょくちょく来よう。
 
 こんなに都会に近くて豊かな自然が残っているのは、信仰の山だったから。
 そこにトンネルを通そうっていう。いかんですねぇ。何とかならないのかしら。