つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

PCですべての外字が使える!・・・

2018-02-13 | いい話ですね

    

 昨年末の記事より抜粋。日本語の漢字は、戸籍などに使われているものも含めると6万字あるのに対し、コンピューターは1万字しか扱うことができない。これに対し、このほど15年越しの作業の末、6万字すべてが統一の規格にまとめられて、コンピューターがすべての漢字を扱えるようになるという。
 コンピューターで文字を扱うには、1つ1つの文字に、「コード」と呼ばれる世界共通の番号を割りふる必要があるが、日本語の漢字で、コードが割りふられているのは1万字だけで、コードが無く、コンピューターが扱えない「外字」は、戸籍で使われているものをはじめおよそ5万字に上っている。
 このためIPA=情報処理推進機構は平成14年から、経済産業省とともに外字を含めたおよそ6万字の漢字1つ1つに、コードを割りつける作業を進めた結果、このほど15年越しでようやく完了し、国際規格として登録された。
 これまで戸籍で使われている文字のうち、例えば「渡辺」の「ベ」は「辺」「邊」「邉」など11種類、「斉藤」や「斎藤」の「サイ」は「斉」「斎」「齊」「齋」などおよそ60種類あるが、このうちコンピューターが扱えるのは「べ」は3文字、「サイ」は15文字ほどだった。また「吉田」の「ヨシ」のつくりが「土」になっている漢字も外字である。―後略―

 20年近く前になるが、私がギフト店で顧客データ入力のバイトをしていたころ、氏名の外字がパソコンになくて困ることがあった。忌明け令状の宛名や喪中はがきを印刷する際は、顧客にいちいち事情を説明して略字での印刷を了解してもらった。
 その後、外字作成ソフトを使って自分で外字を作ることにした。例えば、つくりが「土」の「ヨシ」を作る場合、まず、画面に「吉」を呼び出す。文字はすべてドットで作られているので、上の横線の両端のドットを同じ数だけ消し、下の横線の両端に同じ数のドットを加える。完成したら新コードで保存、必要な時にそのコード番号を入力すればいい。
 しかし、「吉」のように基本になる文字があれば簡単だが、基本になる文字がない場合は、別画面によく似た文字をいくつか表示しておく。それぞれの画面から必要なドット部分をコピー&ペーストし、修正・加工して作る。面倒な作業だが要領が分かってくると割と簡単に作れた。が、それは作字するときに指定した書体にしか使えなかった。
 しばらくすると、コード番号を入力して表示させる外字集ソフトが次々と発売された。使用できる書体も増えて大いに役立った。それがこれからは、普通の漢字と同じように入力、変換、必要な漢字を選択すればいいという。 

 今や世の中はコンピューター時代、文部科学省は2020年から小学校での「プログラミング教育の必修化」を検討しているという。
 昔、パソコンがタダの箱でOSがMS-DOSだった頃、私も少しプログラミングを勉強したことがある。単にプログラミングの例文を用いて部分的に変えるだけだが、すべて英語だからこれには参った。が、プログラムがうまく動いた時のうれしさ、面白さはゲーム以上である。が、英語ができないからそれ以上のプログラミングは無理だった。
 その後はエクセルで関数使用例を参考に、「パートの賃金計算」、簡単な集計・統計関係のデータベースを作ることに夢中になり、バイト先で活用したものである。今でも自分で作ったデータは保存して残してあるが、また作れと言われても、減退する一方の今の能力ではとても無理である。
 あのころ、「今度生まれ変わったらシステム開発の仕事がしたい」と思ったこともあったが、今のようなIT環境だったら可能だったかも…。

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4 コメント

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理化女の奔り! (sirousagi gamanoho)
2018-02-13 15:36:11
さすがですね!
オールドレデイさんのパソコンに対する知識と拘わった年月、情熱。
コンピューター理論に関する知識など全然知らなくても一定の働きで面白さが確保できるウィンドウズ搭載様さまで遊んで貰っているsirousagi など、もう尊敬の言葉につきます。
ただ不具合が出るとパ二クって対応できずおろおろ!困ったものですが老女の玩具にしておくだけでは勿体ないし、日々進化しているITの世界に申し訳なく何となく肩身が狭く。。。
知らない世界に繋がる快感に感謝あるのみ

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Unknown (オールドレディー)
2018-02-14 09:15:04
★shirousagi gamanohoさま
仕事柄ソフトは色々使ったので、ソフト面は大丈夫でしたが、ハード面はダメ。不具合が出るとメーカーやマイクロソフト、またはNTTサポートセンターに頼っています。
昔はワープロソフトは「一太郎」計算ソフトは「ロータス」でした。ワードは米仕様を日本向けにしたので、細かい仕事では「一太郎」にはかないません。今では知っている人は少ないでしょうが、私はこの「一太郎」で仕事をして稼がせてもらったものです。
パソコンは老化防止に効果大です。最高のおもちゃです。

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オールレディさま (suri-riba)
2018-02-15 09:57:54
先日の新聞の記事に「83歳の女性がアプリ
開発」と書いてありました。あっぱれです。
WIN.10を使ってみるとなるほど進化する一方。クラウドストレージを使うと便利で安全快適なのも理解できました。まだまだ勉強することがありますが、私はもうここまででUターンしますわ。
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Unknown (オールドレディー)
2018-02-15 18:32:04
★suri-ribaさま
「83歳の女性がアプリ開発」すごいですね。最近は子どもでもプログラミングソフトでゲームを作るそうですから。
Win10でファイルを保存するとweb上に保存されることがあり、探してもなくて慌てました。
クラウドストレージとは、よく勉強されてますね。私はさっぱり…。
使いきれない機能がほどんどで、宝の持ち腐れ状態。勉強してもすぐに忘れてしまうのでここまでですね。
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