元少年ＡのＨＰにアクセスした！・・・

　１０日の産経新聞記事より。平成９年に神戸市須磨区で発生した連続児童殺傷事件の加害者の元少年が、自身の公式ホームページ（ＨＰ）を立ち上げたと、１０日発売の週刊文春や週刊新潮が報じる。
　両誌の報道によると、先月末に「元少年Ａ」から手紙が届いた。「少年Ａから本誌への手紙」と題した文春の記事によると、手紙の最後に「いろいろ思うところがあり、急遽ホームページを開設しました」「今後はこのホームページを基盤に情報発信をしていく所存です」と書かれ、ＵＲＬが記されていたという。
　産経新聞が確認したところ、「存在の耐えられない透明さ」とのタイトルが記されたＨＰに、元少年の身長や体重、出身地などのプロフィルを掲載。「セルフポートレートシリーズ」と題した、本人とみられる顔が隠れた写真なども載っていた。
　また、６月に太田出版（東京）から出版された元少年の手記「絶歌」について、「少年Ａについて知りたければ、この一冊を読めば事足りる」などと記した宣伝と受け取れる文章があった。被害者遺族への謝罪はなかった。 

　その「元少年ＡのＨＰ」を見つけた。が、混雑しているのか、アクセスできないことが多い。開くと、「存在の耐えられない透明さ」というタイトルのブルー系統の大きな画像が目に飛び込んできた。画面右上には、「ホーム」「ギャラリー」「レビュー」「メール」の４つのアイコンがある。
　「ホーム」には、元少年Ａ/プロフィール　●『絶歌』出版に寄せて　●情報発信についての３項目があって、『絶歌』についての自画自賛の文章がある。
　「ギャラリー」のページには、「趣味で制作したグラフィックを載せていきます。大きな画像はクリックすると全体が見れます」とあり、おどろおどろしいイラストがいっぱい。これを見る限り、とても正常な精神の持ち主とは思えない。また、「セルフポートレートシリーズ」と題して、自分の全裸の写真を掲載。鍛え抜かれた肉体を見せ付けるかのように、色々なポーズで写真を取っている。そして、「メイキング」と称して、絵や写真などの作品の制作舞台裏を公開している。数十匹のナメクジを集めた写真が何十枚もあり、ちょっと見ただけで二の腕に鳥肌がたってきた。どれも吐き気を覚えそうな写真ばかりで、このＨＰは二度と見たくない。
　「レビュー」のページには、好きな映画や本の感想を載せているが、その映画や本自体、ちょっと変わったものが多い。ざっと目を通しただけだが、１９８１年にパリで起きた日本人留学生・佐川一政の「パリの人肉事件」のような猟奇的な作品に興味があるようで、佐川一政著の本についてのものが多い。やはり彼は異常者だ。
　「メール」のページには、ヤフーのメールアドレスが載っている。 

　『絶歌』は“あとがき”を読んだだけで内容が想像できた。胸くそが悪くて、もう本を読む気にはなれなかった。すごい売れ行きだったらしいが、今ではもうだれも口にも上ることはなくなった。彼は社会から忘れられることが我慢できなくて、このＨＰを開いたのだろうか。
　彼は反省なんてしていない。少年院の矯正教育でまともになったなんて嘘っぱちだ。やはり、先天的な性癖は治らないのだろう。このＨＰを見て、ますますおかしくなっているのではないか、そんな気がしてならない。
　これは社会への挑戦ではないかと思う。だが、ここまでやるなら実名を公表するべきだ。それをしないでしたい放題、言いたい放題、彼は卑怯きわまりない下劣な人間だ。こういう思考の人間が世の中のどこかにいると思うと気味が悪い。また、何かやりそうで怖い。