【天才・羽生結弦を育てた「羽生家の家訓」 決して表に出ない両親、祖母、叔母、個人トレーナーが明かした新事実】というスポーツ記事があった。なるほど、彼のような超一流選手となれば、どこかで両親の姿を見かけるものだが、そんな映像がまったくないというのも不思議である。
若干20歳ながら、逆境に立ち向かう強い精神力、誰に対しても礼儀正しい振る舞い、万人から愛されているすばらしい青年、彼のご両親とはどういう方だろうか。この記事を読んで、何とすばらしい家族だろうかと感服することしきり。
羽生の両親はこれまで、インタビューに応じたこともなければ、表舞台に登場したことは一度もないそうだ。「結弦の両親が表に出ないのは、頑張っているのは本人であって、親は関係ないという考えからなんです。五輪で金メダルを獲得しても『私たちがしゃしゃり出て話すことはない』と言っていましたね。控え目で多くを語らない、お二人とも、まさに東北人の気質を持った両親です」と、羽生家に近い友人はそう説明する。
遠路取材に来た記者に申し訳ないと思ったのか、母方の祖父母が少しだけ語ってくれたという。
―羽生選手の人間性はご両親をはじめ、周囲の方の教育の賜物だと思います。
いいえ、あの子の両親は当たり前のことをしてきただけです。特別なことは何もしていません。
―羽生家には「家訓」のようなものはあるんでしょうか。
ゆづを育てたのは、両親ですから、私たちは話す立場にありません。私たち祖父母がいろいろと話したような記事が出てしまったら、恥ずかしくて生きていけませんよ。
―有名になってもご両親をはじめ、皆さん、表に出てきません。それが羽生家の方針ですか?
頑張っているのはゆづ本人ですから。
―ご両親の、しっかりした教育あっての羽生選手だと思います。
それはウチの娘ではなく、教員をされているお父さんが立派だったんだと思います。私たちは普通の人間ですから。
ご両親もだが、この祖父母もまたすばらしい。息子が謙虚なら、親も祖父母もまた謙虚、まさに「この親にしてこの子あり」だ。
そして、インストラクターを務める都築章一郎氏は都築氏は、羽生の両親の教育方針についてこう語る。「羽生家の場合、あるときは密接で、あるときは突き放すという教育をされていた気がします。子供にやらせるのではなく、子供が関心を持ったことに、可能な限り協力する。子供の『自主性』を尊重するのが、羽生家の教育方針でした」と。「子は親を映す鏡」というが、羽生選手を見ればご両親の人となりが見えてくるようだ。
話は変わるが、イスラム国に拉致されている後藤健二さんの妻が英語の音声メッセージを出したという。彼女は東大卒、JICA勤務の才媛だそうだから事の重大さは分かっているのだろう、とても冷静だ。が、何とも腹立たしいのは実母という人。なにを勘違いしているのか、すっかり息子を英雄だと思っているらしく、安倍首相宛てに救出要請の申し入れ書を送ったり、安倍首相に面会を求め断わられると、「信じられません。日本国を治めている人が…」と言ったという。また、マスコミの記者が「安倍首相にもし会えたら何と言いたいか?」と尋ねると、「内閣総理大臣安倍晋三さまにお願いします。子供は世界平和のために出かけて行ったのです」と言ったとか。まったく正気の沙汰ではない。
今、ヨルダンと日本がどういう立場に立たされているか。もはや日本だけの問題ではないことを認識していれば、こんな愚かなまねができようはずがなかろう。後藤さんが無事に解放されて帰ってきても、恥ずかしくて顔が上げられなくなるようでは気の毒だ。愚かな親の愛情は息子のためにはならない。
1月29日に書かれた【後藤氏の自己責任 とんで火に入る夏の虫の命】という楽天ブログを読んだが、至極ごもっとも、胸のつかえがおりたようだ。なぜマスコミはきれいごとしか言わないのか。実母を追いかけてお涙頂戴の演出にはうんざり。また、連日、専門家とやらを招いてああたらこうたら、憶測の域を出ない話ばかり。そんな愚にもつかないことより、なぜこうなったのかを検証し、二度とこういう事件が起こらないようにするためにはどうすべきか。功名心から危険地域へ行きたがるジャーナリストに警鐘を鳴らすことも必要だろう。政府は国民の機嫌を損ねては選挙に差し支えるから本音を言わないが、マスコミはきれいごとばかりで事実をちゃんと報道しなかったら、日本人はみんな馬鹿になってしまうよ。
後藤健一の母親は、息子の命よりも己の主義主張をマスコミに話したいだけかもしれませんね。
リンクされている記事に、深く共感しました。
耳の痛い話ですが、その通り。
先日 灘~東大医学部に 3兄弟とも入学
させた母親が本を出版されたそうです。
タイトル聞いただけで“もういいわ”。
まあこんな私でも好き勝手喋る機会が持てるのだから、マスコミの無責任発表も、一概 悪とも決めつけられませんが。
羽生選手の御家族の謙虚さを見習わねば
親の背中を見て育つ子どもにとって、親の生きる姿勢がいかに大事か。羽生選手の親御さんはおそらく40代の若い世代の方でしょうに、とてもしっかりした教育方針をお持ちです。それに母方の祖父母が娘より婿を褒める、こういう謙虚さがすばらしいです。
今、後藤さんの実母の言動にうんざりしていたところだから、比べてみたくなりますね。
若い世代の方にしては良くできたお方で、親の手本にしたいような。子どもがこれだけ有名になれば、親も子も天狗になりがちなのに、家族みんなの謙虚さがすばらしいです。
やはり家庭教育って大事ですね。
もうテレビを見るのもうんざりしますね。あれこれ騒げばイスラム国の思う壺、ヨルダンに従うしかないなら静かに見守るしかないと思うのですが…。
この事件で政府関係者もマスコミも建前ばかり。なぜこれが愚行であるかをいわなければ、これからも真似するバカが続きます。制止をきかずに行って拘束された者は自己責任、国は一切関与せずとすべきです。実際には不可能ですが…。安倍首相も口には出せないけど腸が煮えくり返っているかもしれませんね。
今回、後藤さんの実母と羽生選手の親御さんとの違い、年の功からすれば逆でも不思議ではありません。いい年をして愚かなことをする実母を後藤さんは何というでしょうね。