9月もはや6日、あれほどやかましかった蝉しぐれも、気がつけば虫の声の大合唱。
太陽が顔を出す位置が少しずつ南に寄り、真夏のギラギラと焼け付くような日射しがいくぶんか和らいだように思う。
全国各地ではまだまだ酷暑が続いているようだが、わが家では、処暑以降、ほとんどエアコンを入れることがなかった。こんな夏は始めてて、老化現象で私の体感温度計が狂ったのかと心配している。
このところ、朝夕の風が肌寒く感じられ、いよいよ夏の終わりを実感。そうなると過ぎ行く夏も惜しまれてくる。
【過ぎ行く夏の空と雲】
23日の処暑を前に、積み渡る空はすでに秋の気配…。
日没前の東の空、まるで夕日が沈む西の空みたいだ。
ほんのりと薄紫色に染まる日の出前の朝景。
今日は処暑、でもまた暑くなりそう…。
燃えるような空、まるで夕焼けみたい。
目線と時間が違うと、また違った空が見える。
茜色に染まった雲。夕焼けのようだが、朝景である。
台風15号の影響で前夜から高潮警報が出ていたが、おだやかな朝を迎えて一安心。
右手に、台風15号の北上で前夜から沖合いに避難していたフェリーの灯りが見える。
酷暑の夏も今日で終わり。燃えるような朝焼けが美しい。
煌々と海面を照らす満月。
月に叢雲。すっかり秋を思わせる満月の夜。
1日は満月。雲間から出たり隠れたり、夜空を明々と照らす月。
以下は9月の天体観測ガイドである。(クリックすると「観測ガイド」にリンク)
9月8日夜半から9日夜明け 月と木星が縦に並ぶ
9月13日 月と金星が並ぶ
9月14日 プレセペ星団に金星が近づく
9月22日 9月22日となる秋分の日
9月29日 天王星が衝
9月30日 中秋の名月
お金はなくても、贅沢はできないでも、この景色は心を豊かにし、癒される私の財産です。
写真を撮っても、昔のカメラだったら現像にお金が掛かります。が、今はデジカメのおかげでパソコンで見て楽しむことができます。
お金がかかる楽しみは無理ですが、タダで心が豊かになるものがあるというのは有難いですね。
この厳しい残暑が続くと、また秋が短くなるのではと心配です。昨今は四季の移り変わりが漠然として、咲く花や虫の声が季節を教えてくれるようです。
敵にした夏も、あと何回迎えるかと思えば、愛着もわくものですね。
きれいな朝焼け、見事な夕日。海辺の特権ですね!
大阪の街中で育ったので、年に1・2度の海岸の夕日が今でも私の原風景としてしっかり残っています。
記憶が一つづつ剥がれて行っても、これは残っているでしょう。