わが子と同じ幼稚園に通う2人の子どもを殺害するとは、尋常の神経では考えられないが、残念ながら現実に起こった痛ましい事件である。
滋賀県長浜市の農道で、武友若奈ちゃんと佐野迅ちゃんが刺殺された事件で、殺人容疑などで逮捕された中国籍の無職鄭永善容疑者(34)は、滋賀県警の調べに対し、近所の保護者が交代で送り迎えする「グループ送迎」に不満を持っていたというが、どういう不満なのか、それがどうして殺害にまで至ったのか、まったく動機が理解できない。
鄭容疑者は精神的に不安定になり、2003年9月頃に病院通いをしたこともあり、夫は「事件前の数日間は眠れない様子だった」と証言している。日本語が上手に話せないため、母親同士の意思疎通がうまくいかないことなどから、孤立感を深めていったともいうが、それだけの理由で、なぜ子どもの殺害に結びつくのか。本当のところはこれからの調べによって明らかになるだろうが、被害者の家族の悲しみ、怒りは計り知れない。
もう7年近く前になるか、同じような事件があった。1999年11月、当時2歳の若山春菜ちゃんが、幼稚園に兄を迎えに来ていて、母親たちのおしゃべりの間に姿を消してしまった。3日後に同じ幼稚園に通う子どもの母親で、母親同士仲良しと思われていた山田みつ子容疑者(35)が、夫に付き添われ自首してきた。そして、春菜ちゃんの遺体は山田容疑者の実家の裏庭から発見されるという、今までに類を見ない世間を動揺させた事件である。
当時、幼稚園のお受験の時期で、春菜ちゃんは合格、山田容疑者の長女は不合格となった結果発表の直後の事件ということもあり、「お受験殺人」とも、また母親間の確執が原因かとも言われたが、結局本当のところは、当人でなければ分からないことだ。
一昨日の新聞に、岡山県倉敷市の小学校で、一部地域の児童65人が今年からタクシー下校をしているという記事があった。運賃の負担は大きいが遠距離の通学児童の安全確保のため、保護者の希望で実現したそうだ。保護者で作る育成会が当番を決め、毎日母親たちが児童の乗車確認をし、到着地では降車に立ち会うなど、児童の安全には代えられないとして地域全体で協力している。
まだ「試験期間」ということで、育成会費で運賃を支払っているが、来学期も利用する方針であり、その場合各家庭負担が1人月2000円前後とし、超過分は廃品回収などや育成会の支出見直しなどで捻出するそうである。
今や子どもを安心して学校や幼稚園へ通わせることもできないとは、一体どうなっているのだろうか。結局、こうした行政や企業の協力を得て、それぞれが安全策を模索するより他ないのであろうか。誰を、何を信じていいのか、私たちが子どもの頃の昔には考えられないことである。
滋賀県長浜市の農道で、武友若奈ちゃんと佐野迅ちゃんが刺殺された事件で、殺人容疑などで逮捕された中国籍の無職鄭永善容疑者(34)は、滋賀県警の調べに対し、近所の保護者が交代で送り迎えする「グループ送迎」に不満を持っていたというが、どういう不満なのか、それがどうして殺害にまで至ったのか、まったく動機が理解できない。
鄭容疑者は精神的に不安定になり、2003年9月頃に病院通いをしたこともあり、夫は「事件前の数日間は眠れない様子だった」と証言している。日本語が上手に話せないため、母親同士の意思疎通がうまくいかないことなどから、孤立感を深めていったともいうが、それだけの理由で、なぜ子どもの殺害に結びつくのか。本当のところはこれからの調べによって明らかになるだろうが、被害者の家族の悲しみ、怒りは計り知れない。
もう7年近く前になるか、同じような事件があった。1999年11月、当時2歳の若山春菜ちゃんが、幼稚園に兄を迎えに来ていて、母親たちのおしゃべりの間に姿を消してしまった。3日後に同じ幼稚園に通う子どもの母親で、母親同士仲良しと思われていた山田みつ子容疑者(35)が、夫に付き添われ自首してきた。そして、春菜ちゃんの遺体は山田容疑者の実家の裏庭から発見されるという、今までに類を見ない世間を動揺させた事件である。
当時、幼稚園のお受験の時期で、春菜ちゃんは合格、山田容疑者の長女は不合格となった結果発表の直後の事件ということもあり、「お受験殺人」とも、また母親間の確執が原因かとも言われたが、結局本当のところは、当人でなければ分からないことだ。
一昨日の新聞に、岡山県倉敷市の小学校で、一部地域の児童65人が今年からタクシー下校をしているという記事があった。運賃の負担は大きいが遠距離の通学児童の安全確保のため、保護者の希望で実現したそうだ。保護者で作る育成会が当番を決め、毎日母親たちが児童の乗車確認をし、到着地では降車に立ち会うなど、児童の安全には代えられないとして地域全体で協力している。
まだ「試験期間」ということで、育成会費で運賃を支払っているが、来学期も利用する方針であり、その場合各家庭負担が1人月2000円前後とし、超過分は廃品回収などや育成会の支出見直しなどで捻出するそうである。
今や子どもを安心して学校や幼稚園へ通わせることもできないとは、一体どうなっているのだろうか。結局、こうした行政や企業の協力を得て、それぞれが安全策を模索するより他ないのであろうか。誰を、何を信じていいのか、私たちが子どもの頃の昔には考えられないことである。
記事興味深く拝見しました
「水と安全はタダ」って言葉は完全に
死語になったことを痛感してます
そして確実に
人の心が病んでる事も。。。
こういった時事評論的な記事は
多く書かれる事が多いので
僕はあえて和み系な記事書いてるのかなぁ
とも再認識してます
(事実に目をそむけるのではなくて)
早く皆の心が春 花ワーッとが咲くように
温かくなっていけばいいですね
では
難しいことはよく分からないし、苦手なので、自分が思ったこと、腹立たしいこと、うれしいことなど、少し自分勝手な文章ではないかと、反省はしています。でも、正直に自分の気持ちを書いているつもりです。喜怒哀楽の激しいうちはボケないだろうと思うので、苦々しく思われることもあるだろうとは思いますが、お気づきがあったら遠慮なく指摘してくださいね。またコメントをお待ちしています。ありがとう。
民主党のふがいなさといえ、滋賀県の保育園児の殺人事件、老老介護、この国は果たしてどうなるんでしょうか。いつも新聞を読んで(1時間かけてすみからすみまで)ため息と、私に何ができるか今からでも何かを発信していかなければと、熱い思いを持っていますが、いかんせん私にはお金もなければマスコミのコネもございません。少しばかりのパソコンの知識と、ヘルパーとしての技術、子供が独立してやっと何か社会の役に立とうと思い始めたところです。
しばらくは、あなた様のプログを呼んで共感し、文章力を蓄えたいと思います。
コメント拝見して、貴女様のお人柄が推察できるような気がしています。ヘルパーというお仕事をなさっているとか、なかなかできる事ではないと尊敬いたします。
これからもよろしくお願いいたします。
ブログを開いていらっしゃるのでしたら、教えてくださいませんか。