つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

3つの“しない”で、夫婦円満?・・・

2007-04-22 | Weblog
 今日4月22日は「いい夫婦の日」である。で、夫婦円満のコツをある記事からご紹介しよう。
 少し前、作家・難波利三氏の「3つの“しない”教訓守って夫婦円満」といエッセイが新聞に掲載されていた。読んでみて、女性の行動、心理をよく研究しておられるのに感心すると同時に、夫側に同情したくもなった。
 『―前略―。夫婦旅行の出発前、呪文のように固く自分に言い聞かせる言葉がある。ずばり「絶対にけんかはしないこと」。というのも数年前、1週間の予定でハワイ旅行した時、持ち帰れないほどの土産物を買う家内にへきへきし、それが元でいさかいになり、「二度と一緒に旅行はしないぞ」「いいわよ、こちらもお断りよ」と、お互いののしり合い、せっかくのツアーを台無しにした苦い経験があるのだ。そもそもは飛行機に乗る前、空港の免税店で早々と買い物する振る舞いに不快感を覚えたのが原因であった。
 安くない旅費を払って夫婦げんかしていてはつまらない。以来、教訓として自分なりに悟った「絶対にけんかしない」ための対応策は、①時間を催促しない ②買い物に口出ししない ③不用意に言葉を発しない―の3つの「しない」である。
 ①の内訳は、化粧が長い、支度が遅い、忘れ物はないか、早くしろ、などと口うるさく急ぎたてないこと。どれだけいらついても、忍の一字で我慢する。
 ②は、宅配で送るにしても、一体いくら買い込めば気が済むのだ、家に帰って商売でも始めるつもりか、などと土産物屋で発したりしないこと。見てみぬふりをしながら、奥歯をかみしめて待機する。
 ③は、温泉は2回入れば十分、親の敵にでも遭ったように何回も入るのは、かえって身体に悪いぞ、バイキングの朝食は残さない程度に取れ、欲張るな、などとは口が裂けても言ったりしないこと。たとえ気障りでも、腹に納めて笑顔で見守る。
 これからは定年を迎える団塊世代の諸兄らの夫婦旅行も増えることだろう。そんな場合、前記の3点を参考にされるよう、老婆心ながら忠告したい。いや、旅行に限らず日常生活においても、これらを心掛ければ夫婦円満で暮らせるに違いない。要はお互い、わがままにならず、譲り合う気持ちが大切、という道理だろう。そうすればけんかなど起こらないはずだが、他方「けんかするほど仲が良い」という言い草もあるから、ややこしい。』

 読んでいるうちに、おかしくなって笑ってしまった。女性の行動をよく観察し、女性の心理を見抜いた上で会得された教訓であり、誠に痛快な思いである。しかし、“忍の一字で我慢する”、“奥歯をかみしめて待機する”、“腹に納めて笑顔で見守る”などは、少し気の毒でもあり、殿方がこうまでおのれを抑え、偽り続けることができるだろうかは疑問である。いくら妻に惚れているとはいえ、こうまで従順な夫にはなれないだろうと思うのだが、熟年離婚の危機を感じている方は、誠心誠意、実行してみてはいかがなものだろう。
 「夫たるもの、妻には逆らうな」、これで夫婦円満、世の中は平和になったのである、と行けば苦労しないのだが…。しかし、どうも夫に対する妻への教訓はとんと聞かれない。「弱きもの 汝の名は夫なり」か、お気の毒なことである。
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12 コメント

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とても出来ない ()
2007-04-22 11:44:10
 こんな感心な夫にはとてもなれません。せいぜい「喧嘩しないようにしよう」と時々思うのが精一杯です。
 しかし、関白亭主も年金生活者となってしまうと、年々ワイフの方の発言権が強くなります。男は現役の社会人をリタイアすると悲惨なものです。
「弱き者よ、汝の名は男なり」と言ってくれるところに、救いを感じます。
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Unknown (うらら)
2007-04-22 12:44:50
一般世間の御夫婦はそーなのですね~~
我家は全くの裏返し
さすが男ですから化粧も無いし私の方が待たせるのでは…と云うのは一度も一緒に旅行はした事は無いので…
我ツレアイにはそのような忍耐は持ちあわせてはいません
すぐきれますよ~~
私を怒鳴りまくりながら自分の感情をコントロールするのです
お互い恐ろしくて一緒の行動はとても出来ないと分り合えているのが(笑)です
…で、それでも淡白な夫婦でもやっていけますよ~
それはヤッパリお互いの居心地が良いか悪いかの問題かな
ツレアイも私もそれには問題ないようです
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Unknown (ティエラ)
2007-04-22 16:03:52
 こんにちは!全然、違う内容で失礼します。ネットのニュースで凄く気になる事件があったんですね。婦女暴行魔が逮捕されたニュースなんですけど昨年の8月にJRの特急電車内で他の乗客40人も居たのにかかわらず二十代の女性がアンポンタンバカ男に走行中、暴行を受けたんです。席でも延々、わいせつ行為をやられあげくトイレに連れて行かれ暴行。被害女性は怖くて声が出ず泣いてたそうです。周りにいた乗客も異変に気がついたらしいですが犯人に脅かされたらしく見てみないふりをしたそうです。
 私もその場にいたら同じ事をしただろうか?ん~でも距離にしたら福井駅から京都駅すぎてまでの時間。この間、一度も車掌が見回らないのもオカシイ。JRは連結部分に防犯ブザーがあるから知らせて知らせてほしいとコメント。
 誰も席を立ってブザーでも車掌にやばいヤツがいるとか言えなかったんでしょうか。
 かりにその場にいたら私はちゃんと行動できたんやろうか。
 ショッキングな事件でした。
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Unknown (オールドレディー)
2007-04-22 18:18:58
★亮さま
 「女房はこうあるべき」と声を上げる勇気のある旦那さまはいませんかね。
 「やさしくすればつけあがる、怒れば泣く。ほんに女は扱いにくい」といいますが、今時怒れば泣く女性はいませんね。その上をいきますからね。
 でも、奥方の勢力が強いほうが家庭円満といいますから、案外手のひらで転がされて満足しているのかもネ
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Unknown (オールドレディー)
2007-04-22 18:28:31
★うららさま
 空気のようなご夫婦かしら? それが一番いいのではないでしょうか。
 夫の食事のことで外出していても気もそぞろっていう妻が大半で、自分の好きなことを自由にやらせてくれる夫は少ないようですよ。
 一時、濡れ落ち葉って言葉が流行りましたけど、若いときならまだしもネ。
 おかげさまで私は自由気まま、これは何ものにも替えがたいかな 
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Unknown (オールドレディー)
2007-04-22 18:40:23
★ティエラさま
 新聞で読みました。トイレで暴行したそうだけど、その間他の乗客はどうしていたのかと、不思議に思いました。脅かされたというけど、犯人がトイレにいる間に、誰も車掌に知らせなかったということに怒りを感じる。その場の状況は分からないけど、一人ぐらい勇気のある大人がいなかったのかと、犯人の男と同じくらい許せない気持ちです。
 その場に居合わせて、1人では何もできなかったかもしれないけど、みんなでなら行動を起こすことができたかも知れない。
 「いじめ」と同じ、見て見ぬ振りをする人も同罪です。その女性は犯人だけでなく、傍観者からの二重の辱めを受けたことになりますね。
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ありし日をしのぶ... (ハトポッポ)
2007-04-22 19:27:56
3ない運動。

①腹をみない。
②二の腕をみない。
③顔を凝視しない。

現実を直視してはいけません。
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ウチの場合も言わせてください! (ばーば)
2007-04-22 23:03:23
1 ですが
30名位の添乗員付き団体旅行でしたが、夫は身支度をしてさっさと部屋を出てじれったそうに私を待っていますが、内実は自分は荷物を持たない、共通事項の片づけをしない、故に身軽なのです。こちらは朝の天気や、テレビで慣れない予報を見て当日の着替えを二人分用意します。ヨーロッパは天気が変わりやすく寒暖の差が激しいので。ツレアイは「傘なんかいらない、濡れてもいい」と言いながら雨が降ると当たり前のように私の携帯している傘を使います。 化粧は化粧水のみ、ただしディナーの時は礼儀ですから多少いたします。
2は
「おみやげはチョコレートだけよ」と言い置いて出ましたので、殆ど言葉通りですませました。孫と娘には少し買い物しましたが、自分のものは無し。
3は
思わず「バカ!」と口の中で呟いたつもりが周りに聞こえてしまいドッと笑われたこと。これは私が拙かったと反省! 朝、激しい言い合い一度したかな。原因は忘れました。
この旅行はツレアイの年金が出た時に行った旅行ですから感謝はしておりますが、多少浮世離れした相手にいらいらすること有りです。
あ、自分のことは棚に上げてですが・・・
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Unknown (オールドレディー)
2007-04-23 07:53:01
★ハトポッポさま
 まるで自分のことを言われたみたいな気がして、思わずお腹を見ました

 きみまろの漫談で中高年をネタにしたのがありますが、あれを聞いていると、わが身に置き換えて思わずギョッとさせられます。
 現実を直視できないのは男女ともお互い様? でしょう
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Unknown (オールドレディー)
2007-04-23 08:18:36
★ばーばさま
 どこの夫婦でも経験のあることでしょうね。でも、最近は奥方の方が強くて、いさかいにもならないのでは?
 私も時々ツアーに参加しますが、ほとんどが中高年の夫婦連れで、2日目ぐらいから別行動をとる夫婦もたまには見ます。でも、大概は奥方に先導されておとなしく後ろからをついていくというのが多いようですね。
 私のまわりでも、旅先で夫の世話を焼くなんて家と一緒、自由を楽しみたいから夫婦では行きたくないって言う人がわりといます。いずれにしても女性が強くなったことには違いありませんね。
 昔のように三歩下がってついてくるという妻はいないことは確かですね。
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