つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

四肢を失った犬「太郎」・・・

2007-05-06 | Weblog
 先日ネットで、ショッキングな、それでいてホッと心温まる話を見つけた。四肢が壊死し、アザラシのような姿になった犬「太郎」を宝物のように慈しんでいる人たちがいるという。ぜひ読んでみて欲しい。 

 人間と同じように口が利けたら、動物たちはなんて言うだろうか。動物にも幸、不幸があるように思える話を…。

 昨日の新聞に、日本平動物園の人気者で、国内最高齢のホッキョクグマ「ピンキー」(雌)が4日、老衰で死亡、推定年齢35歳。人間に例えると100歳を超す大往生だったという記事があった。「ピンキー」は、1974年6月から日本平動物園で飼育されており、雄の「ジャック」とペアを組み、好物のリンゴやサバ入りの氷をプールの底から拾う姿が評判だったそうだ。2002年に「ジャック」に先立たれたが、長寿を全うしたという。

 また、1999年12月、 愛媛県の「とべ動物園」で、ホッキョクグマの赤ちゃんが生まれ、「ピース」と名づけられた。ピースを生んだ母熊は子育てに関心を示さず、我が子への執着を見せなかったので、人工哺育することになったが、それまで成功例は全くなかったそうだ。しかしそのピースも、飼育員の懸命の努力により、昨年12月に7歳の誕生日を迎えたそうだ。

 もう一つ、昨年12月にベルリン動物園で白クマの赤ちゃんが生まれ、“クヌート”と名づけられた。しかし母親が育児放棄をしたため、クヌートは動物園の飼育チームにより育てられることになった。しかし、動物愛護家などの間では「動物が人間によって人工的に育てられるのは自然の摂理に反する」と言った非難の声もあり、一時はクヌートを安楽死させる意見まであったそうだ。しかし今、クヌートの愛らしい姿を一目見ようと、毎日ベルリン動物園には大勢の人が訪れているという。

 檻の中で一生を過ごすのと、自然の中で生きることのどちらが幸せかは別として、人間の手厚い庇護のもとに育てられ、餌の心配もなく、子どもたちみんなに愛される動物もいれば、飼い主に捨てられ餌を求めて放浪する動物もいる。それらの中には、矢が突き刺さったまま、釣り針を引っ掛けたままの鳥、針金を足に巻かれ痛々しい姿の猫や犬たち、つい最近では子猫の死骸が30匹近く入った箱が海に捨てられていたなど、人間の残酷な仕打ちに抵抗することも出来ないで、虐げられている小さな命が多くある。
 動物にも色々な境遇があり、飼い主に我が子同様に愛されて生涯を終えることができれば一番幸せであろう。それは人間とて同じことが言えるのではないかと思う。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 偉くなりたくない高校生・・・ | トップ | 物足りない、新聞休刊日・・・ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
我が子同様に (ばーば)
2007-05-07 01:14:17
愛されて大事にされるペットもいれば、捨てられて都会や野原を、餌を求めて必死に生き延びようとする動物達もいますね。とても動物だけとは思えません。
最近の世の中は人間にとっても苛烈です。
我が身にも明日は何が起こるか分かりません。
そんな世の中、人にも動物たちにも優しくなれるように、と自分自身に言い聞かせています。
返信する
Unknown (オールドレディー)
2007-05-07 07:24:47
 どんな姿になっても自分では死ぬこともできない動物たち。どんなに虐げられても人間の庇護がなくては生きてゆけない犬や猫。
 自分より弱い物に愛情を注ぐことができる人こそ、本当に優しい人でしょうね。

 
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事