老化現象が原因の目の病気に注意！・・・

　先月のいつごろからか、時々だが「加齢黄斑変性に注意！」というＣＭが流れている。「加齢黄斑変性」は、中高年からかかりやすい眼の病気で、パソコンの表計算ソフトを使っているときに、表の線がぐにゃりとゆがむ。眼の焦点を合わせようとすればするほど、ゆがんで見えずらい…などの症状があったら「加齢黄斑変性」を疑い、早急に眼科を受診するようにというのである。
　ネットで調べてみると、『見た映像をとらえる目玉の内側の網膜には、真ん中に「黄斑」があり、情報を集めて脳に伝える重要な役割をしている。そのため、黄斑がダメージを受けると、直線がゆがんで見える、中心部が見えないなどの症状が起こる。５０歳以上の８０人に１人が発症するといわれ、男性の罹患率は女性の約３倍。喫煙歴も関係している。また、この病気は、静かに進行するのが特徴で、加齢などにともなって、網膜の外側の脈絡膜から細かい血管（脈絡膜新生血管）が生じ、そこから出血することで、黄斑の細胞が破壊されてしまう。痛みがないため、視力があれば気づかないので放置されたまま進行してしまうケースが多い。とにかく、定期的に、あるいは、視力の異変を感じたら早急に眼科へ受診することが大事である』とあった。

　一方、中高年に多い「白内障」は、「目のレンズの役割を果たしている透明な水晶体がにごってきて見えにくくなる光の通過障害で、原因の９割以上は老化現象で白髪や老眼と同じである。急速に進行することはなく、６０代以降になって生活に支障が出れば治療（手術）対象になる」とあった。
　「白内障」という病名は広く知られているが、どのような症状が出るのか知っている人は少なく、おかしいなと病院に行って始めて「白内障」と診断されることが多いようである。下記のチェックリストで該当するものがあれば要注意で眼科の受診を、とあった。
　１．逆光など、明るいところはまぶしくて見えにくい
　２．霧がかかったように物がかすんでみえる
　３．年をとってから近くが見えるようになってきた（老眼鏡が合わなくなってきた）
　４．片目で見ても物がだぶって見える
　５．３～４ｍ離れた人の顔が判りづらくなった

　私は軽い遠視で遠くが見えにくい。おまけに乱視で左右の視力が違うが、それでも老眼ではないから日常的にはさほど不便は感じない。上記のチェックリストに該当するものはないので、今のところ「白内障」の心配もなさそうだし、長い間パソコンの仕事をしていながら視力に不自由さを感じないというのはありがたい。
　しかし、最近、テレビの字幕スーパーやテロップの文字が読みにくくなってきた。テレビは３ｍ弱の距離をおいて見ているのだが、韓流ドラマにはまっている私として字幕スーパーの文字がぼやけて見えるのは大変困るのである。２５年くらい前に作った遠視用のメガネを引っ張り出して掛けてみると少しははっきり見えるのでそれを使用しているが、度の合わないメガネは目を傷めるというから心配だ。ある日突然、見えなくなったなんてことになったら困るので、そろそろ眼科を受診し、字幕スーパー用のメガネを作ろうかしら…。