雄星、あいさつ代わりの奪三振ショー・・・

　右側の二階家は真向いの山の中腹にあり、わがマンションの７階に相当するほどの高さだ。以前はここに90歳半ばのご婦人がひとりで住んでいた。お元気な方で、毎朝歩いて町の喫茶店へ行って、モーニングを食べるのが日課だと、本人からも聞いていた。
　数年前に亡くなられて、今は定年退職した息子さんが帰ってきてひとりで住んでいる。おそらく70代だろうと思うが、その人もこの山道を上り下りしている。元気でいいね！

　トレードでアストロズに移籍した菊池雄星投手が２日、本拠でのレイズ戦に移籍後初登板初先発。圧巻の奪三振ショーを繰り広げたという。３回から５回にかけて８者連続三振の球団タイ記録をマークするなど、６回途中２失点、11奪三振。同点のまま降板したため勝ち負けともつかなかった。降板時は観客が総立ちで拍手を送り、雄星も帽子を取って応えたとか。あっぱれ！
　出だしは上々、だがこれからが本当の勝負だ。シーズン残り２カ月、とにかくケガをしないように。「始めよければ終わりよし」となるように、頑張って、雄星！

　最近、MBLの日本人選手で元気なのは大谷翔平くらいかな。このところ投手だけでなく野手もケガや疾病で「故障者リスト」入りする選手が続出しているとか。聞くところによれば、MBLに行った選手が次々と故障するのはそう珍しいことではないという。
　というのは、一流選手になると次の夢はMBL行きだ。そのため頑張りすぎて気づかないうちに疲労やストレスが溜まる。そしてMBLに注目されたときには、もういつ故障してもおかしくない状態になっていることが多いとか。そういわれてみれば、MBLに移籍後、しばらくして肩や腕の故障でチームを離脱する選手が少なくないなあ。
　現在、姿が見えないのは山本由伸（ドジャース）。60日間の負傷者リスト入り中、復帰は早くても９月初旬になるらしい。
　ダルビッシュ有（パドレス）は「家族に関する個人的な事情」で制限リスト入り、まだ復帰の目処は立っていないとか。
　千賀滉大は左ふくらはぎの重度の肉離れのため、60日間負傷者リスト入り。今季のレギュラーシーズンでの復帰は絶望的らしい。
　藤浪晋太郎（メッツ）は、先月26日にメッツから事実上の戦力外通告を受け、メジャー契約40人枠から外された。だがメッツ傘下３Ａシラキュースと契約し“残留”した。気の毒だけどプロは実力の世界だ。メッツ傘下３Ａで頑張って這い上がるしかないなあ。だが、もし日本復帰となっても、阪神球団幹部は『土下座交渉してきてもウチは取らない』と言っているとか。もう最悪！
　先日、「メジャー野手の鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落」という見出しの記事を見て驚いた。もし日本復帰となっても快く引き受けてくれるチームがあればいいけどネ。
　どこの球団もそうだろうが、メジャー帰りの大物を獲得しても期待外れでは困る。松坂大輔や田中将大のように、「球団のお荷物」とまで言われるようになったら本人も辛いだろう。大谷翔平だってこれから何が起こるかもしれない。はたからみれば楽そうに見えても勝負の世界は厳しいのだ。イチローのような野球人生が送れたら最高だろうけど…ネ。