つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

『もう観たくない長寿番組』ランキング・・・

2011-08-02 | どうでもいいことですが

 7月28日発売の週刊文春に、「終わっていいとも!」とのコピーと共に『もう観たくない長寿番組』ランキング(同紙の読者2000人のアンケートによるもの)が掲載されたそうである。10位までを挙げて見た。
 1位:笑っていいとも      2位:渡る世間は鬼ばかり   

3位:水戸黄門         4位:クイズ!ヘキサゴン  

5位:行列のできる法律相談所  6位:徹子の部屋  

7位:笑点           8位:新婚さんいらっしゃい!

9位:アッコにおまかせ     10位:サザエさん

 

このランキングの中で、昔からずっと見ている番組は7位の『笑点』だけである。6位の『徹子の部屋』はゲストによっては見ることもあるが、ほとんど見ない。

2位の『渡る世間は鬼ばかり』は本シリーズで終了、9月29日の2時間スペシャルが最終回となるそうである。最初のころはおもしろかったが、母親役の山岡久乃が1998年に降板、父親役の藤岡琢也が2006年に降板、それに2005年には姑役の赤木春江が降板しており、この3人がいなくなってからは興味も半減した。特に、見ものだった嫁いびりがなくなったのは、気の抜けたビールみたいでつまらない。

 

3位の『水戸黄門』もすでに番組終了が決まっている。第1部の初回は1969年8月4日で、初代の黄門様は東野英治郎、助さんは杉良太郎、格さんは横内正であった。1971年11月から放送の第3部から助さんが里見浩太朗に変わったが、その助さん役の里見浩太朗が今は黄門様だというのはちょっと違和感がある。42年という長い月日の間には黄門様も、東野英治郎・西村晃・佐野浅夫・石坂浩二・里見浩太朗と5人のタイプの黄門様が活躍したが、やはり初代の東野英治郎が一番はまっていたように思う。

私の年代より上の人たちは、『水戸黄門』『暴れん坊将軍』『鬼平犯科帳』『大岡越前』など時代劇の再放送を楽しみにしており、わざわざ時代劇見たさにスカパー契約をしている人もいる。

 

最近のテレビはおもしろくないと言われるが、不景気でどこのテレビ局も番組制作にお金を掛けなくなったからだという。昨今は、テレビ局自体が製作する番組は少なく、ドラマなどはほとんど下請け会社で作らせるそうだが、それもスポンサー次第で予算も限られるとなれば制作意欲も落ちるだろう。また、安い出演料ですむからと、どうでもいいようなお笑い芸人を集めて、どうでもいい番組をつくる。だからおもしろくないのである。

俳優の津川雅彦が「脚本家の腕が落ちている」と日本のテレビ界に苦言を呈したそうだが、いくら出演者が豪華でも途中でチャンネルを変えたくなるようなものもある。昨今、日本のドラマは韓流ドラマには勝てないと言われているそうだが、お金の掛け方はともかく、ストーリーのおもしろさは脚本家の腕の違いというのは理解できる。

 そうした韓流ブームに、俳優の高岡蒼甫が韓流偏重とフジテレビを批判したことを巡り、ネットで大騒動になっているという。広告収入減でテレビ局に十分な番組制作費がない。が、韓国ドラマは購入費用が安いのにもかかわらず、視聴率をある程度稼げるとくればどこの局でも飛びつくのは当然であろう。私はBS民放の中ではBSフジは少ない方だと思うのだが、視聴者の要望があれば応じないわけにはゆくまい。

プールに通うバスの中で話題になるのは、やはり韓流ドラマである。韓流ドラマファンは中年女性のみならず私の同年代のババにもファンが多い。そして「日本のドラマはおもしろくないから…」と、みんな口を揃えていう。節電ブームの今、テレビ放送は早朝は5時から深夜12時までとし、その分、中味の濃い、見ごたえのある番組作りをすべきではないか。

俳優高岡蒼甫の発言に、政治家や著名人から共感の声があがっているそうだが、こんなことに目くじら立てるのは了見が狭い。だから韓流ドラマに負けるのである。

 

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