島田市敬満神社
金谷宿大学の古文書メンバーの一級建築士が企画した見学会に参加した。
この地域に存在する建築的に特色ある神社仏閣を見学しようという目的である。
建築物にはそれほどの興味はなかったが、この地域にどんな神社や寺があるかには魅かれた。
それと老人には「きょうよう(今日用)ときょういく(今日行く)」が大切であると心しているからである。
神(みわ)神社の手水舎
上の写真、手水舎の軒下中央に「猪の目懸魚」、左右に「三花懸魚」が見られる。
この懸魚は水に縁のある魚をモチーフに火伏のまじないだと教えられた。
また、仏教が日本に伝えられ、寺院建築が持ち込まれるまでの日本では、神は山や木に宿っているとされ、建物はごく簡単なものしかなかった。
今でも沖縄の御嶽と言われる祈りの場所には大きな構造物はなく石などで示されているらしい。
その他、屋根を支える「斗栱(ときょう)」は釘などを使わず、緩めにはめ込まれただけで制振構造として優れている。
神社の屋根には、基本的に瓦を使わない。
屋根は「茅葺(かやぶき)」、「檜皮葺(ひわだぶき)」、「杮葺(こけらぶき)」など多くのことを教えらえた。
杮葺の杮はカキの木の柿とは本来違う文字だそうだ。
カキの右は本来市場の「市」、これの上は鍋蓋、こけらの「杮」は鍋蓋ではなく縦一本だという。
いまのプリンターでは区別されていない。
神神社の三輪鳥居。
鳥居が三つ繋がった珍しい鳥居を神(みわ)神社でみた。
奈良の三輪神社が元だそうだ。
静居寺の八角経蔵内の輪蔵。
マニ車のように一周回すと内部の一切経を全部読んだことになるといわれる。
このような輪蔵は県内では珍しいそうだ。
飽波神社の鉄筋性の動物オブジェ。
七五三の参拝が多いのかカバ、キリン、チンパンジー、などの動物オブジェが沢山置かれている。
それもかなりリアルに作られている。
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