図書館に借りた本を返しに行った。新しく借りようと手続きをすると前に借りた本が返されずに残っていると言われた。6冊返したがと言うと、もう1冊あると言われた。それこの本だ。家に戻って探してみると確かにあった。最初を読んでみると記憶がよみがえってきた。読みかけて後に回したのだ。
橋から落ちて溺れ死にそうになった少年が三途の川まで辿り着いたがまだ死んでいないので川を渡れない。そこで死者の川渡りをする船頭たちの手助けをする仕事が与えられる。現世に多く未練を残す死者たちはスンナリ三途の川が渡れない。その障害を無くすためには現世に戻ってその障害を取り除かなければならない。そんな役割を果たしている少年のこの冥界での暮らしぶりが話の筋だ。
作者の発想に驚く。よくもこんな話を思い付くものだと。小説の形態は少年向けのライトノベルのようだが、80歳に届こうとする老人が感動する筋書きは今後の楽しみに期待を持たせてくれる。
妻と娘はエリーを連れてドッグランに出かけた。なかなか他の犬と一緒できなかったようだが前にも会ったゴールデンリトリバーと遊べたようだ。人間でも犬でも大いに興味を示すエリーのこの習性はこちらの望む方向へ変更されるのだろうか。