令和5年5月17日
美咲町「多世代交流拠点」工事安全祈る
役場など5施設集約へ
岡山県美咲町が老朽化した役場の建て替えを柱に図書館や公民館などを新築移転する「多世代交流拠点」の工事安全祈願祭が16日、
同町原田の建設地で開かれた。
行政機能を集約した地域活性化の中核施設として2024年内の完成を目指す。
新拠点は現町役場から約400メートル西で、物産センターと武道館がある国道53号沿いの町有地(約8500平方メートル)に整備。
町役場と公民館、図書館、保健センター、物産センターの5施設を移す。
古い物産センターと武道館を取り壊し、役場が入る行政棟(鉄骨2階延べ約2860平方メートル)
▽図書館や公民館、保健センターがあり調理実習室、工作室も備えた生涯学習棟(同延べ約2030平方メートル)
▽物産センターや観光案内所を置く産業棟(鉄骨平屋約510平方メートル)―の3棟を新築する。
駐車場100台分や芝生のイベント広場も設ける。
6月中旬に着工。
生涯棟と産業棟は24年3月上旬、行政棟は同年11月上旬の利用開始を予定している。
総事業費は約20億円。旧中央町役場として1974年に建設した現庁舎は来年11月に解体する。
安全祈願祭には青野高陽町長をはじめ町関係者や施工業者ら約40人が出席。
青野町長がくわ入れし「町内外の人が交流する場として、町の魅力アップと活力向上につなげていく」と述べた。