安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

「新しい資本主義実現会議」 緊急提言案要旨

2021年11月06日 | 政治
令和3年11月6日

「新しい資本主義実現会議」
  緊急提言案要旨

 政府の「新しい資本主義実現会議」の緊急提言案の要旨は次の通り。

【考え方】世界各国で持続可能性や「人」を重視する新しい資本主義を目指す動きが進む。
 成長の果実を賃金の形で分配し、広く国民の所得水準を伸ばして次の成長を実現する「成長と分配の好循環」に向け、あらゆる政策を総動員する。

【科学技術立国】10兆円規模の大学ファンドを今年度内に実現し、運用開始。
 デジタル、脱炭素、人工知能などに大胆に投資。
 重要技術の研究開発を複数年度にわたり支援する枠組みを設ける。

【エネルギー】省エネリフォームを推進する低利融資制度を創設。
 リフォーム税制の拡充・延長を検討し、来年度税制改正で結論。
 再生可能エネルギーのみならず、原子力や水素などあらゆる選択肢を追求。

【デジタル田園都市】デジタルを活用した地域の自主的な取り組みを応援する交付金を大規模に展開。
 テレワーク推進のため、サテライトオフィス整備・運営などで自治体を支援。

【経済安全保障】経済安全保障を推進する法案を早期に提出。先端半導体の国内立地を複数年度にわたり支援。
 パワー半導体などの国内工場の設備投資を支援し、安定供給を確保。

【賃上げ支援】賃上げに積極的な企業への税制措置は、非正規雇用を含む全雇用者の給与総額増加などが要件。
 税額控除率の引き上げなどを検討し、来年度税制改正で結論。赤字の中小企業は、補助金の要件として賃上げを考慮。

【分配戦略】フリーランス保護の新法案を早期提出。最低賃金はより早期に全国加重平均1000円とする。
 私的整理円滑化の法整備を検討。看護、介護、保育などで働く人の収入を増やすため公的価格の在り方を抜本的に見直す。
 当面の措置として処遇改善加算を検討し、来年度予算案で結論。子育て世帯が省エネ性能の高い新築住宅を取得する費用などを支援。

新しい資本主義実現本部/新しい資本主義実現会議
 構成
  会議の構成員は、次のとおりとする。
  ただし、議長は、必要があると認めるときは、構成員の追加又は関係者の出席を求めることができる。
 議長 内閣総理大臣
 副議長 新しい資本主義担当大臣、内閣官房長官
 構成員 財務大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣その他内閣総理大臣が 指名する国務大臣及び内閣総理大臣が指名する有識者
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