平成30年7月7日 さんデジ
総社の工場爆発、周辺3棟全焼 十数人けが、被害詳細確認できず
6日深夜に起きた総社市の工場爆発は7日午前10時現在、周辺の民家などに延焼したものの、鎮圧状態となった。
当時、工場は無人だったが、付近の住民十数人が軽傷を負ったもよう。
2次爆発や大雨による冠水の危険性があるため、警察や消防も近づけず、被害の詳細を確認できない状況が続いている。

岡山県警や総社市消防本部などによると、6日午後11時35分ごろ、同市下原、「朝日アルミ産業」岡山工場で爆発があり、火災が発生。
周辺の民家や車庫計3棟が全焼、爆風で民家や店舗の窓ガラスが割れるなどした。
当時、高梁川沿いの現場周辺は冠水。
県警などは、アルミニウムを溶解する工場の炉に水が流れ込んで化学反応を起こした可能性があるとみて、詳しい原因を調べる。

親会社のアサヒセイレン(大阪府)などによると、工場は普段、アルミニウム地金を生産するため、24時間体制で溶解炉を運転。
6日は午前中から大雨に備えて炉の停止作業を進め、午後10時ごろに従業員は全員退社。爆発当時は無人だったという。
同社の担当者は「多大な迷惑をお掛けして申し訳ない。原因を調査中で、再発防止に全力を尽くしたい」とコメントした。
現場はJR総社駅から南西約2・5キロ。県によると、岡山市中心部や高梁市などでも爆発音と振動が確認された。工場近くの女性(68)は「ドーンというごう音とともに窓ガラスが割れ、ふすまや物置が倒れた。地震のような衝撃。家の何もかもがむちゃくちゃで、これからどうなることか」と声を震わせた。
7月7日 さんデジ
爆発の工場跡、無残な光景広がる 総社で避難中の住民「隕石か」
突然の爆音と爆風が、大雨に不安を募らせる住民を襲った。
6日深夜、総社市下原で起きたアルミ工場の爆発事故。付近の住宅などは一瞬にして壊され、一夜明けた7日、無残な光景が広がった。
住民らは降りしきる雨の中、避難を強いられ、片付けに追われた。

「隕石(いんせき)が落ちてきたのかと思った」。
工場近くの女性(63)は事故直後、震える右手を左手で必死に押さえながら振り返った。
「ものすごい音がして、火の付いた石のようなものが飛んできた」と言う女性の家は瓦や壁がはがれ、床は粉々になったガラス片で足の踏み場もない。
現場周辺では、爆風で砕けた窓ガラスなどでけがをした人が相次いだ。
大雨で総社市全域に避難指示が出ていた最中の出来事。
別の女性(64)も窓ガラスが全て割れ、家具が散乱した自宅の惨状に「こんな状態で大雨。寝る場所もないし、どうしたらいいのか」と途方に暮れていた。
爆音は7日午前3時ごろまでに複数回続き、一帯にはガスのにおいが立ち込めた。
2次爆発の恐れもあり、住民は総社市などが用意した車に乗り合わせて避難所に向かった。
「家はどうなっているのか心配。いつ帰られるのだろうか」「家はめちゃくちゃ。ショックで何も考えられない」などと疲れ果てた様子だった。

総社の工場爆発、周辺3棟全焼 十数人けが、被害詳細確認できず
6日深夜に起きた総社市の工場爆発は7日午前10時現在、周辺の民家などに延焼したものの、鎮圧状態となった。
当時、工場は無人だったが、付近の住民十数人が軽傷を負ったもよう。
2次爆発や大雨による冠水の危険性があるため、警察や消防も近づけず、被害の詳細を確認できない状況が続いている。

岡山県警や総社市消防本部などによると、6日午後11時35分ごろ、同市下原、「朝日アルミ産業」岡山工場で爆発があり、火災が発生。
周辺の民家や車庫計3棟が全焼、爆風で民家や店舗の窓ガラスが割れるなどした。
当時、高梁川沿いの現場周辺は冠水。
県警などは、アルミニウムを溶解する工場の炉に水が流れ込んで化学反応を起こした可能性があるとみて、詳しい原因を調べる。

親会社のアサヒセイレン(大阪府)などによると、工場は普段、アルミニウム地金を生産するため、24時間体制で溶解炉を運転。
6日は午前中から大雨に備えて炉の停止作業を進め、午後10時ごろに従業員は全員退社。爆発当時は無人だったという。
同社の担当者は「多大な迷惑をお掛けして申し訳ない。原因を調査中で、再発防止に全力を尽くしたい」とコメントした。
現場はJR総社駅から南西約2・5キロ。県によると、岡山市中心部や高梁市などでも爆発音と振動が確認された。工場近くの女性(68)は「ドーンというごう音とともに窓ガラスが割れ、ふすまや物置が倒れた。地震のような衝撃。家の何もかもがむちゃくちゃで、これからどうなることか」と声を震わせた。
7月7日 さんデジ
爆発の工場跡、無残な光景広がる 総社で避難中の住民「隕石か」
突然の爆音と爆風が、大雨に不安を募らせる住民を襲った。
6日深夜、総社市下原で起きたアルミ工場の爆発事故。付近の住宅などは一瞬にして壊され、一夜明けた7日、無残な光景が広がった。
住民らは降りしきる雨の中、避難を強いられ、片付けに追われた。

「隕石(いんせき)が落ちてきたのかと思った」。
工場近くの女性(63)は事故直後、震える右手を左手で必死に押さえながら振り返った。
「ものすごい音がして、火の付いた石のようなものが飛んできた」と言う女性の家は瓦や壁がはがれ、床は粉々になったガラス片で足の踏み場もない。
現場周辺では、爆風で砕けた窓ガラスなどでけがをした人が相次いだ。
大雨で総社市全域に避難指示が出ていた最中の出来事。
別の女性(64)も窓ガラスが全て割れ、家具が散乱した自宅の惨状に「こんな状態で大雨。寝る場所もないし、どうしたらいいのか」と途方に暮れていた。
爆音は7日午前3時ごろまでに複数回続き、一帯にはガスのにおいが立ち込めた。
2次爆発の恐れもあり、住民は総社市などが用意した車に乗り合わせて避難所に向かった。
「家はどうなっているのか心配。いつ帰られるのだろうか」「家はめちゃくちゃ。ショックで何も考えられない」などと疲れ果てた様子だった。
