安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

サイトカイニンとオーキシン

2024年01月22日 | 大豆

令和6年1月22日

黒大豆栽培の農家さんからサイトカイニンとオーキシンについて解説を聞く

 高校の生物で習ったことがあるといわれたが、記憶に無い。

 高校では、物理と化学を選択し、生物は習っていない。

農業の奥深さを改めて感じる一コマです。

  

 

「サイトカイニンとオーキシン」を調べていると、下記のYouTube動画が配信されていました。

田村種農場の農業日記

サステナアワード2022「生物多様性保全賞」受賞作品!「風土で繋ぐ種、次世代のために」田村種農場 (youtube.com)

【2023年大豆総集編】種蒔き〜摘心編 (youtube.com)

【2023年大豆総集編】収穫〜選別編 (youtube.com)

【地道にやる!】黒大豆の手選別をしながら、大豆栽培を振り返る。 (youtube.com)

  大豆サポニンとは(5:12)

  屑の大豆を水田に使用し、雑草予防に使用しているとのこと。

 

 

サイトカイニンとは

サイトカイニン (cytokinin) は植物ホルモンの一種。

一般に オーキシン存在下で細胞分裂、シュート形成の誘導効果をもつ化合物一群の総称とされる。

略称CK。

サイトカイニンの作用については古くから細胞分裂やシュート(地上部)形成作用が確認されていたが、

その他の作用についてサイトカイニン欠損株のある植物が知られていなかったこともあり、研究が進んだのはごく最近のことである。

具体的な作用を以下に示す。

細胞分裂促進 — 植物は成長点や形成層を含まない組織片ではオーキシンとサイトカイニンが存在しなければ細胞分裂は起こらない。

細胞から培養する場合は特にホルモンの要求性は厳密になる。

一般に高濃度のオーキシンとサイトカイニンを含む培地で細胞を培養すると無秩序な細胞の塊(カルス)を形成する。

シュートの形成 — カルスをオーキシン、サイトカイニン存在下で培養するとシュートが形成される。

サイトカイニンが存在しない場合一般に根の形成が促進される。

側芽の成長促進 — 頂芽優勢を解除し側芽の成長を促進する。

老化抑制 — 葉の老化時には葉のサイトカイニン量の減少が認められる。

また、切り取った葉を水に挿しておいた場合サイトカイニン存在下では緑色が保たれる。

シンク化 — 栄養分の輸送において送り込む器官をソース、取り込む器官をシンクという。

サイトカイニンを植物体に塗ると、その部位のシンクとしての性質を高める。

上記の老化抑制にはこのシンク強度増加作用が関わっていると考えられている。

その他の作用 — その他種子の発達、エチレン合成促進作用が確認されている。

サイトカイニン - Wikipedia

 

オーキシンとは

植物の成長の促進(及び抑制)

微量でも植物細胞の伸長を促進する作用がある。

その結果として植物全体が伸長する。

ひとつの仮説として、オーキシンによって植物細胞の細胞壁の主成分であるセルロースの分解が促されて伸展性が増し、

細胞が伸長しやすくなるのではないかと考えられている。

この成長促進作用は、オーキシンが最適な濃度でないと働かない。

濃度が低すぎると目に見える作用が表れないし、高すぎると逆に成長を抑制してしまう。

最適な濃度は植物の器官によって異なり、おおまかに言うと根<芽<茎である。

茎で最適な濃度になっている時は、根では濃度が高すぎて成長が抑制されてしまう。

しかし、植物はこの成長抑制作用さえも逆に利用している

オーキシン - Wikipedia

 

 

 

 

 

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