令和元年10月20日
神戸市の教職員間のいじめ事件
教員いじめの内容は、時間が経つにつれ、その酷さ(むごさ)がさらに報道で浮き彫りになってきた。
神戸市立東須磨小学校の教諭4人によるいじめ問題で、市教育委員会の設置した外部調査委員会が実態解明に乗り出した。
兵庫県警に被害届を出した男性教諭(25)への陰湿ないじめ行為が次々と明らかになったほか、一部の児童が不登校となるなど、現場では深刻な影響が広がっている。
不祥事事案は、消すことのできない!
教師不祥事列伝
http://blog.livedoor.jp/damekyoshi/
神戸市教育委員会では、調査委員会が設けられた。
「信じがたいことが、なぜ学校で起きていたのか。なるべく広範囲に背景や組織風土も含めて調べたい」
18日に開かれた調査委の初会合で、委員長に就いた渡辺徹弁護士は全容解明に向けた強い意欲を示した。
メンバーは弁護士3人。
今後、いじめによるストレスで自宅療養中の被害教諭や自宅謹慎中の加害教諭4人らから事情を聞き、年内に結果をまとめる予定だ。
9月に被害教諭の家族が市教委に相談して問題が発覚してから市教委が認定したいじめ行為は約30。(これまた問題である)
一部の行為は加害教諭側が動画や写真で記録していた。
現実は2年以上も前から行われていたという。
加害教諭4人のうち、2人は在籍5年目で校内では中心的な立場だった。いじめは被害教諭が2017年春に新人として赴任後、始まり、当初は「いじり」レベルだったとされるが、次第に過激化した。
同小では複数の同僚が昨年以降、いじめに気付いていたが、教頭に相談したのは今年7月。
同僚らは「(加害側の)4人の中にリーダー的な教諭がおり、言い出すことができなかった」と説明しているという。
その時の教頭は、校長先生になって、この4月に転勤となっている。
前校長は2016年4月から同小の教頭を務め、18年4月に校長に昇任した。
男性は、前校長が教頭だった17年4月以降にいじめが始まり、激辛カレーを食べさせられるなどしたと説明。今年2月、前校長と面談した際に「お前が嫌がらせをされていると聞いた。いじめじゃないよな」と威圧的な態度をとられ、相談できなかったと訴えている。
飲み会への参加を強要するパワハラも受けたとしている。
前校長は取材に対し、「校長室にいることが多く、いじめを直接見たことはない」と説明。
「教諭同士でカレーを食べていると聞いていたが、激辛とは知らず、男性と加害教諭は仲が良いと感じていた」と述べた。
一連の問題について10月15日、亀岡偉民文部科学副大臣らが神戸市教育委員会の教育長と面会し、加害教諭に対し厳正なる処分をするよう求めました。
先生方も立ち上がらなければならないと思いますが、見えてこない。
児童生徒を対象にした調査だけでなく、先生間の調査も必要と考える。
各市町村の教育委員会は、どう動くか?
全日本教職員組合の見解も出す必要があるのでは?