今月で辞める有料老人ホーム。
ここでは看護師として働いていました。
ホームに入った老人達の本音・・・・
「さびしいよぉ~」です。
住み慣れた家での生活が何らかの理由で継続できなく
ホームに入るわけですが、寂しい気持ちわかります。
在宅療養されている方の穏やかな表情とは全く違います。
段々死にも近づくし一人ぼっちだし・・・・
ここの施設ではアロマを使う事は出来ませんでしたが
処置の合間にタッチングやマッサージを出来るだけしてきました。
そしてなるべく会話を交わし、必ず笑顔を見て居室を出るように・・・・・
寂しさが少しでも和らいでくれたら、ありがたいです。
最後の最後に腹部マッサージをしたおばあちゃま・・・・
側湾がひどく肋骨が腹腔内にくい込んでいます。
そのため腸の動きも悪くいつも決まったところにガスの貯留があります。
そして常に「便がすっきり出ない」と訴えてました。
そんなおばあちゃまに腹部マッサージをしてさし上げることに・・・
嬉しそうに「マッサージしてくれるとすごく元気になるみたい。神様みたい・・・。」と何度も言ってくれます。
あまりの大袈裟なお言葉に私も照れます。
マッサージをすることで確かにガスも出てすっきりしたと思うのですが、
私はそれよりもゆっくり話をしながら、マッサージ(スキンシップ)したことが
このおばあちゃまにとって元気をもたらしたと思います。
やっぱりあの訴えは「寂しさ」からくるものだったのかなぁ~・・・っと
「また、きてマッサージして下さいますか?」と言われ
「また来ますよ」と言いました。
そして他のスタッフにお願いして、そこの施設の仕事を終えたのでした。
来月から別のホームへ・・・
これからはアロマの可能性を求めて施設を色々まわってみようかと思っています。