相当辛い痛みと戦っている。
右足の骨に転移、浮腫、そして骨折、変形・・・・
ベッドからソファまで3mを10分かけて移動する。
持続皮下注射に痛み止めの内服、座薬、レスキュー・・・
あらゆる痛み止めを使用しているが
痛みはなお続く・・・・
「何やっても気が紛れない・・・」
「もうこんな足いらない・・・・」そう訴えた。
どうしたら痛みが緩和するだろうと悩んだ担当の訪問看護師が
アロマを試してみてはどうかと勧めてくれました。
でも訪問前日、主治医からFAXが届いたのです。
「右足は痺れと痛みが強く、触られただけでも辛いそうです。
負担を減らすために左足のみのケアをお願いします」っと。
きっとアロマケアってどんなことするんだろうっとご本人の不安があり
あまり触られたくないと、主治医に相談したのでしょう。
そして私は担当の看護師と相談して
とにかくリラックスしてもらうアロマケアをしてみてはどうかと提案してみました。
右足には痛みを増強させないようにホールディングを
「痛みが少しでも楽になりますように・・・・」ずっと心の中で願いながら・・・・
そのあとは座位で背中と腰をゆっくりアロマトリートメント・・・・・
少し表情が和らいで
「ほんとはね。少しでもいいから外に出て自分で歩きたいの」っと
今度は私たちに希望を話してくれました。
そして帰り際に
「今度はうつぶせで背中をやってくれる?」と
「もちろんできますよ!」っと約束してきました。
望みを何とか叶えてあげたい。
どうにかして玄関先の急な5段の階段をクリア出来れば
外にも出れる。
そうすれば何か・・・・変わるような・・・・・
スロープと車いすがあれば・・・・何とかなるかな~