こんにちは。
きりん組(3歳児)担任の有馬渚です
今回の子育てinformationのテーマは「上手なほめ方、しかり方」についてです。
子育てをする中で一度は考えた事があるのではないでしょうか?
そこで、まず子どもがパパやママの言うことをどのくらいわかるのか・・・?
ほめるのもしかるのも、言葉を使います。ちゃんと伝わっているかどうかは、子どもの言葉の発達段階が一つのカギ。
まず、パパ・ママの言葉をどの程度わかっているのかを考えましょう。
個人差はありますが、だいたいの傾向は次のとおりです。
☆1歳代
1歳前は「あー」「うー」など意味を持たない喃語が中心で、1歳ごろから、少しずつ言葉の意味を音と結びつけ理解するようになり「まんま」がご飯を意味するということがわかってきます。
しかし、一つの単語を使えるだけなので、そのときどきで、とらえる意味が変わります。ただ、話をする人の表情や雰囲気で、話の内容が良いことなのか悪いことなのかはわかります。
☆2歳代
「まんまちょうだい」「おそといく」というように、単語が2つ以上続いて出てくるようになります。「いや」「だめ」など、意思や感情を表す言葉も使うようになります。
話せる言葉の数も、知っている言葉の数もグンと増えて言葉に対する関心も強く「あれなに」などと何度も聞いたり、繰り返したりするようになり、パパ・ママが言う事も、かなり正確に分かるようになります。
☆3歳代
「ワンワンがきた」「ママと一緒に行く」など、単語と単語をつなげる接続語も使えるようになり、3~4つの言葉をつなげて文章として話せるようになります。また「こうするとこうなる」
というように、原因と結果を結び付けて考えられるようになるので、ほめる時しかる時に理由を話すとよくわかるようになってきます。
では次に・・・
『年代にあった伝え方について』
何代別の言葉の理解度から、子どもに何かを伝えようとする時の、基本がわかります。
1歳代は、言葉だけでなく、表情や口調なども使って、分かりやすい言葉で端的に伝える事が大事です。理論ではなく、イメージが伝わればよいくらいに考えましょう。
2歳代は、言葉への関心も高いので、たくさんの言葉を使い分けながら、繰り返し言っていく事です。分からないようでも、子どもの心の中には必ず残っていきます。
3歳代になると、きちんと理由を説明することの効果がはっきりと出てきます。自分の結果まで考えられるようになり、納得できれば、素直に言うことを聞いてくれる事も増えてきます。
『こうやってほめよう、ほめ方のツボ』
ほめ方のポイントは、子どもが理解しやすい言葉で子どもがしたことを具体的にほめます。
結果だけでなく、プロセスも評価してあげましょう。そして何より嬉しい気持ちを親子で共感できるようなほめ方が大切です。
スキンシップでほめると、ママも嬉しいんだという気持ちが温もりと共に伝わります。抱っこしたり、ギュッと抱きしめられたり、スキンシップはどんなほめ言葉よりも、分かりやすく効果的です。
注意すべき点は、気分でほめたり、ほめなかったりする事。ほめる事はママの価値観を伝える事でもありますから、一貫した姿勢でいて下さい。3歳くらいまでの子どもに、ほめすぎという事はありません。子どものほめるところを沢山見つけてほめてあげて下さい。
『気を付けよう、しかり方のコツ』
しかり方のツボは大きく次の3つ。
◎「わかりやすい言葉で何がいけないのかを、きちんと伝える事」
◎「いけない言動だけをしかり、子どもの性格を否定するようなしかり方はしない」
◎「いけない事をしたらすぐにしかり、いつまでも引きずらない」
その時だけ、その事だけを説明してしかる。気分でしかり方やしかる内容が違ってはいけません。何をしかるべきか、きちっとしたメッセージを持っておきましょう。
頭ごなしにしかったり、暴力などで脅して言うことを聞かせるようなしかり方も良くはありません。説明もなしにしかると、子どもは慣れっこになって心に何も残りません。また、なぜいけないのか、どうしたらいいのか伝わらずに、親の顔をうかがうような子になってしまう可能性がないとは言えません。しかる事は、しかる側も、しかられる側も気分の良いものではありません。しかし、正しくしかる事は、子どもの成長には必要な事ですし、しかる側自身の成長にもつながるのです。
ほめ方やしかり方に悩んでいる方はたくさんいるかと思います。
うまくできれば、子育てに効果抜群、親子関係もよくなるはずです。
ツボを押さえて、子ども達の心に届くほめ上手、しかり上手になりましょう。
参考文献:1歳から3歳児のしつけ方がわかる本 成美堂出版
きりん組(3歳児)担任の有馬渚です
今回の子育てinformationのテーマは「上手なほめ方、しかり方」についてです。
子育てをする中で一度は考えた事があるのではないでしょうか?
そこで、まず子どもがパパやママの言うことをどのくらいわかるのか・・・?
ほめるのもしかるのも、言葉を使います。ちゃんと伝わっているかどうかは、子どもの言葉の発達段階が一つのカギ。
まず、パパ・ママの言葉をどの程度わかっているのかを考えましょう。
個人差はありますが、だいたいの傾向は次のとおりです。
☆1歳代
1歳前は「あー」「うー」など意味を持たない喃語が中心で、1歳ごろから、少しずつ言葉の意味を音と結びつけ理解するようになり「まんま」がご飯を意味するということがわかってきます。
しかし、一つの単語を使えるだけなので、そのときどきで、とらえる意味が変わります。ただ、話をする人の表情や雰囲気で、話の内容が良いことなのか悪いことなのかはわかります。
☆2歳代
「まんまちょうだい」「おそといく」というように、単語が2つ以上続いて出てくるようになります。「いや」「だめ」など、意思や感情を表す言葉も使うようになります。
話せる言葉の数も、知っている言葉の数もグンと増えて言葉に対する関心も強く「あれなに」などと何度も聞いたり、繰り返したりするようになり、パパ・ママが言う事も、かなり正確に分かるようになります。
☆3歳代
「ワンワンがきた」「ママと一緒に行く」など、単語と単語をつなげる接続語も使えるようになり、3~4つの言葉をつなげて文章として話せるようになります。また「こうするとこうなる」
というように、原因と結果を結び付けて考えられるようになるので、ほめる時しかる時に理由を話すとよくわかるようになってきます。
では次に・・・
『年代にあった伝え方について』
何代別の言葉の理解度から、子どもに何かを伝えようとする時の、基本がわかります。
1歳代は、言葉だけでなく、表情や口調なども使って、分かりやすい言葉で端的に伝える事が大事です。理論ではなく、イメージが伝わればよいくらいに考えましょう。
2歳代は、言葉への関心も高いので、たくさんの言葉を使い分けながら、繰り返し言っていく事です。分からないようでも、子どもの心の中には必ず残っていきます。
3歳代になると、きちんと理由を説明することの効果がはっきりと出てきます。自分の結果まで考えられるようになり、納得できれば、素直に言うことを聞いてくれる事も増えてきます。
『こうやってほめよう、ほめ方のツボ』
ほめ方のポイントは、子どもが理解しやすい言葉で子どもがしたことを具体的にほめます。
結果だけでなく、プロセスも評価してあげましょう。そして何より嬉しい気持ちを親子で共感できるようなほめ方が大切です。
スキンシップでほめると、ママも嬉しいんだという気持ちが温もりと共に伝わります。抱っこしたり、ギュッと抱きしめられたり、スキンシップはどんなほめ言葉よりも、分かりやすく効果的です。
注意すべき点は、気分でほめたり、ほめなかったりする事。ほめる事はママの価値観を伝える事でもありますから、一貫した姿勢でいて下さい。3歳くらいまでの子どもに、ほめすぎという事はありません。子どものほめるところを沢山見つけてほめてあげて下さい。
『気を付けよう、しかり方のコツ』
しかり方のツボは大きく次の3つ。
◎「わかりやすい言葉で何がいけないのかを、きちんと伝える事」
◎「いけない言動だけをしかり、子どもの性格を否定するようなしかり方はしない」
◎「いけない事をしたらすぐにしかり、いつまでも引きずらない」
その時だけ、その事だけを説明してしかる。気分でしかり方やしかる内容が違ってはいけません。何をしかるべきか、きちっとしたメッセージを持っておきましょう。
頭ごなしにしかったり、暴力などで脅して言うことを聞かせるようなしかり方も良くはありません。説明もなしにしかると、子どもは慣れっこになって心に何も残りません。また、なぜいけないのか、どうしたらいいのか伝わらずに、親の顔をうかがうような子になってしまう可能性がないとは言えません。しかる事は、しかる側も、しかられる側も気分の良いものではありません。しかし、正しくしかる事は、子どもの成長には必要な事ですし、しかる側自身の成長にもつながるのです。
ほめ方やしかり方に悩んでいる方はたくさんいるかと思います。
うまくできれば、子育てに効果抜群、親子関係もよくなるはずです。
ツボを押さえて、子ども達の心に届くほめ上手、しかり上手になりましょう。
参考文献:1歳から3歳児のしつけ方がわかる本 成美堂出版